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『スト5 AE』新シーズン開幕!スト5ゲーマー・マゴのゲーム人間論 第12回

こんばんは。マゴです。

1月18日(木)に、とうとう『ストリートファイターV』の新シーズンが開幕しましたね。
これまではメインキャラクターをかりんにしていた僕も、思い切ってラシードに変えたので、今年は自分に対する期待と不安でいっぱいです(笑)。

さて、今回の新シーズンでは『アーケードエディション(以下シーズン3)』というサブタイトルが入りました。
それに伴って、これまでのようなバトルバランスやキャラクターの追加などのアップデートだけではなく、新モード追加などで遊べる要素が格段に増えました。

これまで遊んでいた人にとって、特に新しく感じられる変更は、

●新UIに一新
●アーケードモード、エクストラバトル、ギャラリーモード搭載

の2つですよね。


新UIになることによって新鮮味も出ましたし、何より待ち受け時の「地球を眺める時間」がなくなった事により、対戦が始まるまでのマッチングのテンポが良くなっただけでなく、心なしかローディング時間まで減ったような気までしてきます。


また、これらの新モードが新たに搭載されたことで、今までの難しく長すぎたサバイバルモードや、ランクマッチ等以外にも、ファイトマネーを稼ぐ方法が増えたということです。
キャラクターやカラー、ステージを購入しやすくなり、単純にゲームを楽しむ幅が増えたのかなと。

こうしてモードが追加されたのは当然嬉しいことですが、僕らのようにシーズン2以前からプレイしてきた格闘ゲーマーにとって一番気になるのは、もちろんこの2つ!

●Vトリガー II 追加
●バトルバランス調整

今回はシーズン3で各キャラ2種類ずつに増えたVトリガー(以下VT)の選択の仕方や、バトルバランス調整によってキャラ情勢がどう変わったのか、という点を記事にしていきます。少し長いですが、読んでいただけると幸いです。

Vトリガー II 追加

『ストリートファイターIV』をプレイしていた方にはなんとなく仕様が伝わるかと思いますが、自分と対戦相手がお互いのキャラクターを選択した後に、その対戦で使うVトリガーを2つの選択肢の中から1つだけ選ぶシステムとなっています。

VTは『ストリートファイターV』を象徴しているとも言えるバトルシステムで、瞬間的な逆転性やキャラの個性という面で見ても、本作目玉のシステムです。今回のシーズンアップデートで、それが従来のモノに加え、各キャラにもう1つずつ追加されたわけです。

この追加されたVTの性能如何によっては、キャラクターの強さ自体が変わるのはもちろんですが、単純に2年間遊んできたゲームとキャラクターに新技が追加されるという意味でも楽しみが増える要素なので、大いに期待していた方は多かったのではないでしょうか。

さて、このVT。性質を大きく分けてみると、2種類に分かれます。

(1)強化系VT

発動後に出す必殺技が強化版になったり、キャラクターの攻撃力や性能自体が上がったりするモノ。
強化時間は一定時間(ネカリは無限)に設定されていますが、大体は強化技を出す事で技を出さない場合よりも強化時間が短くなります。
(キャラクター例:アビゲイル、ネカリ、豪鬼、ベガ等)


(2)固有技発動系VT

発動時に必殺技が自動的に出るモノで、発動後は一定時間内に1回から2回(回数はキャラごとに決まっている)、同じ必殺技を出すことができます。
(キャラクター例:ラシード、いぶき、ナッシュ、ユリアン等)


※注 上記の例で挙げているVTは全てトリガー I です

大体がこの2タイプに分かれていて、今回追加されたVT IIも、もちろんこの2タイプに分けることができます。
どちらの方が強いのか? と聞かれると、シーズン2までで言えば、どちらも状況によって優れている部分があるので、個人的には甲乙つけ難い、という評価でした。

しかし、シーズン3の今回は違います。

VTをコンボで使用する時の補正は、これまで『1段階』でしたが、VTのシステムが調整され、『2段階』に下方修正されたのです。
その結果、キャンセル発動時のVT関連の火力は軒並み下がったと言えるでしょう。わかりやすく言えば、コンボの最中にダメージ0の技を一回余計に入れている、という感じでしょうか。

これにより、VTで与えられるダメージの大半を発動時が占める(2)のタイプは、VTの期待値が下がってしまいました。
対して(1)のタイプは、発動時のコンボこそダメージは下がりましたが、このタイプの本命は発動後に強化されることにあるので、VTの期待値の低下は(2)のタイプほどではないと言えます。

つまり!!

シーズン3での強トリガーは、(1)の『強化系VT』!

だと、自分は考えています。
以下にその中でも、現段階で強いのではないか? と思われるVTをピックアップしておきますので、今後の参考になれば幸いです。

・コーリン(VT II・強化系)

発動すると、氷を使った設置系必殺技の強化、パンチ系の通常技リーチ拡大、ステップ→ダッシュへの変化(ダッシュ中に通常技やジャンプでキャンセルできるようになる)が発生します。
発動後は、強P強Kを同時押しすることによって飛び道具無敵の属性を持つ突進技を出すことができます。発動時間減少条件は、ラン中にキャンセル行動をするか、突進技を出すことで、減少行動の最大行動回数は6回。

単純に立ち回りが強化される上に、ランを使う事で遠距離から奇襲をかけることができるのが強み。それ以外にも攻めの継続率が上がったり、コンボの火力が上がったりと、いいことずくめ。

・ラシード(VT II・強化系)

発動後は足を使った必殺技が強化。発動後に強P強Kを同時押しすることにより、普段は斜め方向にしか飛ばないワールショットを真横に飛ばすことができます。
発動時間減少条件は、強化必殺技を出すこと。最大で3回、強化技を出すことが可能です。

立ち回りの強化こそ少ないですが、これまでやりにくかった立大K(空中判定)からのVT発動ができるようになったのは魅力的。それに加えて固め能力の上昇、火力の上昇がすさまじいので、強いのは間違いないと思います。何より、空中EXスパイクがとんでもない技になります(笑)。


・メナト(VT I・強化系)

発動後は、自身の周りに複数の水晶を纏います。纏った状態では攻撃判定はないのですが、ボタンを離すことで任意の場所の水晶を前方に発射することができます。
時間減少条件は一定時間の経過か、水晶を全て発射すること。

これまでもかなり強かったVTなのですが、瞬間的な火力よりも、ガードさせてからの豊富な崩し、ヒットした後でも任意にできる補正切りによる崩しが強みだったので、ゲーム全体のVTの火力が低下したことによって相対的に強化された、と言っていいでしょう。

・豪鬼(VT I・強化系)

必殺技キャンセルで発動できるのが特徴です。発動後は昇竜拳と波動拳、斬空波動拳が強化。発動時限定で暗転後ジャンプ不能技である特殊CAの『瞬獄殺』を出すことができます。
発動時間減少条件は必殺技か瞬獄殺を出すこと。減少行動の最大行動回数は波動拳、斬空波動拳が4回、昇竜拳が3回です。

シーズン2で猛威を振るったこのVTですが、シーズン3でもその強さは健在。火力こそ低下しましたが、発動後の斬空波動拳を盾にした攻めは、対抗策のないキャラクターにとっては強力すぎるほどに強力。打撃の火力が高いキャラで、瞬獄殺というコマンド投げの選択肢を持てるのもGOODです。

バトルバランス調整

このシーズン3に至るまでにもバトルバランスは数回調整されてきましたが、今回はアーケードエディションというサブタイトルが付くにあたってか、全てのキャラクターが大幅に調整されました。

●投げから投げの重ねがループする、通称『柔道』ができなくなった
●小技の上方向への判定を下方修正して、対空技で使いにくくなった
●中攻撃や大攻撃での通常技対空の判定を上方修正し、どのキャラでも対空がしやすくなった

つまり、簡単に近づける行動と、そこからの近距離での攻めで相手を倒しにくくする調整です。さらにはVTにかかる補正を上げ、逆転性を若干低下させることによって立ち回りや地上戦の時間を増やし、ゲームとしての深みを増やす。おそらくはそういうコンセプトなんじゃないかなと、個人的には思っています。

この変更により、今まで強い立ち回りを持っていたにも関わらず、防御手段が乏しいゆえに不遇だったキャラクターは、相対的に強化されました。
例を挙げればナッシュやメナト、ガイルやダルシムなどがそうなのですが、アビゲイルやバーディーなどのリーチや体力、攻撃力が優れている重量級キャラもそれに該当しますよね。
その中でザンギエフだけは、なぜか下方修正が多く、弱体化されたように見えますが(笑)。

さて。この原稿を書いている時点では、バージョンアップしてから2週間ほどしか経っていないので、まだまだこれからゲームが変化していく可能性もありますが、差し当たり強いと言われている今シーズンオススメキャラクターを数キャラ紹介して、今回の記事は終わらせていただこうかと思います。

・ラシード

さすが主人公。安定して強さをキープしています。
下方修正だけでなく上方修正もあったこと、そして追加されたVT IIが強力だったことが、今作も最前線で闘えそうなキャラクターに仕上がっている要因です。

・アビゲイル

下方修正がなく、上方修正だけだったこのキャラ。これまでは火力と体力はあるが、あまりにも大味過ぎるために浪漫キャラとして扱われていましたが、今回は違います。
相性の悪いキャラこそまだ存在してはいるものの、それ以外のキャラ達には圧倒的な『暴力』を押し付けられるキャラになっていますね。


・豪鬼

このキャラもラシードと同じですね。下方だけでなく上方修正もあったことで、まだまだ強いキャラでいられそうな印象を受けます。
やれる事が多く、キャラクターの懐が深いので、ゲームを楽しみたい方にはオススメのキャラクターです。ただ、波動拳が通じにくい相手に対してはこれまで以上に闘いにくくなっているので注意。

・ガイル

ほぼ変更はないと言ってもいいでしょう。高性能なソニックに、優秀な地上技。対空こそ若干弱くなったものの、まだまだ最前線で闘えそうですよね。
アビゲイルやバーディーなどの重量級相手に有利そうなのも、オススメできる理由です。

・コーリン

このキャラほど、新VTの恩恵を受けているキャラは他にいないのではないでしょうか? これまでは器用貧乏な印象だったのですが、VT IIによってやれることも爆発力も加わったおかげで、今回かなり強いキャラになった気がします。
まだそれほど活躍はしていませんが、これからのプレイヤーたちの研究でどこまで伸びるか楽しみですね。

・バーディー

すごくわかりやすく強い。それだけです(笑)。
元々立ち回りの技が非常に優秀でしたが、対空技である2中Pが今回さらに上方修正されたおかげで、鉄壁となりました。
やはり重量級なので、近づきにくいキャラクター相手にはやりにくそうではありますが、ベーシックな相手には無類の強さを誇るでしょう。

次回は新バージョンで初めての大きな大会となった、『EVO JAPAN』について記事にしようかと思っています。

それでは皆さん、『ストリートファイターV アーケードエディション』、全力で楽しんで下さいね!


■マゴ選手のプロフィール
1985年1月21日生まれ。本名は林 賢良。大会に参加するだけでなく、ゲーム業界屈指のアクセス数を誇るブロガーであり、ゲーム配信の先駆け的存在でもあるなど、ゲームの楽しさを世に広め続けている。ストリートファイターシリーズを中心に活動している。2016年は、Capcom Pro Tour -Asia/Oceania Regional Finals(CAPCOM Pro Tourプレミアトーナメント) ストリートファイターV 優勝、 TWFighter Major 2016(CAPCOM Pro Tourランキングトーナメント)ストリートファイターV 優勝、Well Played Cup (CAPCOM Pro Tourランキングトーナメント) ストリートファイターV 優勝など数々の戦歴を誇る。

■関連リンク
マゴ選手のTwitter
https://twitter.com/magotto3
マゴ選手のブログ
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