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【PAXオーストラリア2016リポート】20年後は人類すべてがゲーマーになる!ALIENWARE 20周年記念セッション

PAX AUSでは大手企業のブースが並ぶExpo Hallや、家庭用ゲームやPCゲーム、さらにはアナログゲームが遊び放題のフリープレイエリアに加えて、業界関係者によるさまざまなパネルディスカッションも行われる。11月4日には「ALIENWARE 20th Anniversary」と題して、今年20周年を迎えるALIENWAREの関係者が一堂に登壇。過去から現在そして未来へと続くPCゲームの展望について語った。

会場で上映されたオープニング映像

パネリストはALIENWAREで副社長兼ゼネラルマネージャーをつとめるフランク・アズール氏。VRアトラクション「ゼロレイテンシー」を開発・運営する、ゼロレイテンシーのティム・ルーズ氏。DELLのPCデベロップメント&プランニングマネージャーのジョー・オルムステッド氏らだ。パネルディスカッションの模様はTwitchで全編を視聴できる(英語)。


パネルは「20年前のゲーム業界はどうだったか」という話題からスタートした。アズール氏は「今とはまったく違っていた・・・インターネットはナローバンドで、Windows対応ゲームが登場した直後。グラフィックカードの種類がたくさんあり、特にサウンドカードを認識させるのに苦労した。そうした中で自分たちも、どのようにビジネスを立ち上げるか模索していた」と振り返った。

左からジョー・オルムステッド氏。二人あけてティム・ルーズ氏、フランク・アズール氏

こうした状況を一変させたのがブロードバンドの普及だったとアズール氏は語る。「ビジネスモデルの種類がパッケージから月額課金、少額課金、そしてF2Pへと増加し、ゲームのジャンルもオンライン対戦ゲームからMMORPGへと拡大。PCゲーム人口が一気に拡大した」とコメントした。ここからゲーミングPCの市場が拡大。中でもグラフィックカードの単価が1000ドル近くまで上昇したことが、過去20年間の変化を象徴しているとした。

他に大きな変化として、SteamとTwitchの存在があがった。ルーズ氏は中でもTwitchの存在がeSports市場の拡大に不可欠だったと指摘。伝統的なスポーツ番組との違いとして、「他人のプレイを見て、自分もすぐに同じようにプレイできること」をあげた。ルーズ氏は「ゲーマーコミュニティの嗜好をつかむことが非常に重要」だとして、良く視聴する動画サイトや、その理由などについて子供たちに良く質問しているという。

ALIENWAREの過去・現在・未来

またインターネットの普及で、ルーズ氏はユーザーとクリエイターの関係が決定的に変わったと述べた。それを象徴するのがβテストで、昔はユーザーから優れた要望がよせられても、ゲーム内容を変えることが難しかったと述べた。これが今では随時アップデートが可能になり、ユーザーが真に求めるゲームを作ることができるようになったとコメント。非常にエキサイティングな時代になったと述べた。

VRゲームに関する議論も聞かれた。アズール氏は会場からVRゲームが普及するための環境要因について質問されると、「PCとVRデバイスが合計1000ドル以下で購入できるようになること」をあげた。その一方でOculus RiftとHTC Viveの発売後、スペックがまったく変わっていない点は問題だとして、より高性能なデバイスの登場も待たれるとした。その上で、さまざまな選択肢が提供できるのがPCゲームの長所だと補足した。

20年後のPCゲームについての質問もあった。オルムステッド氏は「その頃には、もう引退している」とコメントしつつ、身の回りすべてがコンピューティングパワーで結合される時代が来ると予測。ボイス入力の一般化をはじめ、今とはまったく異なるデバイスやコンテンツが主流になっていると語った。ルーズ氏は「75歳になる自分の母親は今もTwitchの番組を見ている」と語り、自分もPCゲームを遊び続けているだろうとした。

最後にアズール氏は「20年前はインターネットを使っているだけでオタクと呼ばれていた。それが今では誰もがスマートフォンを使用し、インターネットを活用している。その意味では全員がオタクだ」とコメント。同じように20年後はスマートフォンが全世界に普及し、すべての人類がゲーマーになるとコメント。ALIENWAREもそうした未来に対して貢献していきたいと締めくくった。

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