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「パラノイア〜⤴」LJL最強の集団戦実況はどうやって生まれたか【『LJL』キャスター・イェーガー インタビュー】


「いやぁぁぁっ! パラノイア⤴ タワー下だが届いたぁ! 皇帝の分砂嶺は、漆黒の帳によって無効化されている!」


LJL」(League of Legends Japan League)ファンには、この言葉を読んでイェーガー(Jaeger)さんの実況が再生される人が結構いるのではないでしょうか。

これは2020年の3月1日、「LJL 2020 Spring Split」のWeek5 Game6、V3 EsportsのAce選手が使うノクターンが、SoftBank Hawks GamingのRamune選手のアジールをタワー下まで追いかけて倒しきった名場面&名実況です。



スポーツの名場面、名勝負の記憶には、「実況」の力が大きく影響します。

2004年アテネ五輪体操男子団体決勝の「伸身の新月面が描く放物線は、栄光への架け橋だ!」しかり、2019年ラグビーW杯アイルランド戦での「日本、前回大会南アフリカに続いて、2度目のジャイアントキリング。もうこれは、奇跡とは言わせない!」しかり。

「LJL」でもそれは同じこと。シーズン半ばの、順位が確定したわけでもないこの試合が人々の記憶に残っているのは、イェーガーさんの実況があったからこそでしょう。


「LJL」の視聴体験をそれほど左右するキャスターたちの仕事。彼らの仕事はしゃべることですが、実は「しゃべることそのもの」について彼らがしゃべることはそんなに多くありません。しかし、彼らが何を考えてしゃべっているのか、裏でどんな思考が走っているかを知れば、「LJL」を見るのはもっと楽しくなるはずです。

そこで、驚異の滑舌と、肺活量、そして実況力を持ったイェーガーさんに、しゃべる時に何を考えているのか聞きに行きました。

実況者として定着した2年目

――はじめまして、今日はお時間をいただきありがとうございます。

イェーガー:こちらこそ、よろしくお願いします。

――イェーガーさんが「LJL」の実況をするようになって丸2年、すっかり定着した感じがします。

イェーガー:そう言ってもらえるとほっとします。1年目は技術的にも精神的にも絶対的にスキルが足りていなくて、それは自分たちが一番わかっているけどどうしようもない、という状態でしたからね。その頃と比べれば、だいぶ前進してきたのかなと思ってます。

――「前進した」と感じるのはどんな時ですか?

イェーガー:放送のコメントとか、周囲の反応が如実に変わるんですよね。前は「こうした方がいいよ」っていうアドバイスとか「次、がんばっていこう」みたいな言葉をもらうことが多かったんですけど、最近は僕もリクルートくんも「あのシーン良かったね」って言ってもらえることが増えて、そういう時は「LJL」の役に立てた感じがして本当に嬉しいです。

――それはeyesさんやRevolさんに言われることが多いんですか?

イェーガー:2人も言ってくれますし、katsudionさん、Lillebeltさんにもよく質問しに行くので、そういう時に教えてくれたりします。あとは現場のスタッフとか会社の上司とか、一緒にゲームする友達とか、いろんな人に応援してもらってるなって思います。


――会社の上司といえば、イェーガーさんは「LJL」の運営をしているプレイブレーンに入社されていると聞いたんですが、それは秘密の話ですか?

イェーガー:いや、ぜんぜん話して大丈夫です。隠してるつもりもなくて、あらためて公表する機会がなかっただけなので。僕は今年で2年目、今年からはリクルートくんも入社したので、今は同僚兼相棒です。

――平日はキャスター以外のお仕事もしたりするんですか?

イェーガー:割合としては「LJL」の実況とその準備がやっぱり多いですね。試合の日は1日仕事ですし、それ以外の時間に他国のリーグの情報収集や、「LJL」の選手たちの情報収集も必要なので。たまに会社がやっている別のイベントの会議に出席したりすることはあります。2020年からは別のゲームのお仕事もさせてもらうようになったので、その準備もしたりと結構忙しくなってきました。

――ちょっと変なことをお聞きするんですが、キャスター出演はお給料に込みですか? それとも別?

イェーガー:えーっと、込みです(笑)。でも実況に集中できる環境を作ってもらって、本当にありがたいです。不満とかまったくないですよ!(笑)。

“実況”は試合中の「すごいこと」を言葉で伝える仕事

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