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【Worlds 2020 グループステージ振り返り】16のトップチームによる激しい戦いの結果やいかに?


9月末より開幕している『リーグ・オブ・レジェンド』(LoL)の世界大会「Worlds 2020」。2020年プロシーンの総決算となるこの大会も、前哨戦のプレイインステージは終了済み、4大リージョンのチームが本格的に参戦するグループステージも10月11日に終了した。総勢16チームと「Worlds」で最も参加チーム数が多く、見どころも豊富な8日間をさっそく振り返っていこう。

グループA

グループAは、LPL第3シードの⁠Suning(SN)と、LEC第1シードのG2 Esports(G2)が激しく争うグループとなったが、ここにTeam Liquid(TL)が加わることで1位争いはタイブレークまでもつれ込んだ。

G2とSNの直接対決は、幅広く戦場を使ってギリギリの仕掛けを行うG2に対し、SNが戦闘力で返す展開の末に、SNがG2を破る結末に。Bin選手を筆頭に強力なファイトでゲームの流れをつかむSN、一見するとヒヤヒヤするプレイを何度も繰り返すG2。いずれもチームの個性が良く出た試合を見せてくれたと言えるだろう。

  • 1位 Suning 4勝2敗〈G2との1位タイブレーク勝利〉
  • 2位 ⁠G2 Esports 4勝2敗
  • 3位 Team Liquid 3勝3敗
  • 4位 ⁠⁠Machi Esports 1勝5敗

▲タイブレークに勝利し、1位抜けを果たしたSNの面々。先頭がサポートのSwordArt選手、その後ろがBin選手

グループB

グループBは何といってもLCK最強のチームとしてWolrdsへやってきたDAMWON Gaming(DWG)と、LPLでもTop Esports(TES)と並ぶトップチームとなったJD Gaming(JDG)の力関係が注目された。DWGはほぼすべての試合で他チームを圧倒する強さを見せたが、JDGが徹底してミッドレーンにプレッシャーをかけて抑える作戦で、1勝を返すことに成功した。しかしPSG Talon(PSG)が事前評を覆す活躍でJDGに対して勝利を挙げたこともあって、JDGはDWGに追いつくことはできなかった。

JDG戦での勝利が決め手となり、PSGは3位につけた。今大会初出場のメンバーも多かったRogue(RGE)は良い入り方の試合こそ多かったものの、最後までそれを維持できず、最終的な結果では最下位となった。

  • 1位 DAMWON Gaming 5勝1敗
  • 2位 JD Gaming 4勝2敗
  • 3位 PSG Talon 2勝4敗
  • 4位 Rogue 1勝5敗

▲旧LMS強豪チームに所属していた名選手と、韓国人2名で構成されていたPSG。別のグループに配置されていれば、ノックアウトステージでも姿を見られたかもしれない

グループC

強豪リーグのチームが4チーム並び、予想の難しい死のグループと言われたグループCは、Gen.G(GEN)・Fnatic(FNC)・LGD Gaming(LGD)が三つ巴の争いを演じる形となった。緻密なLCK流を好むGEN、序盤からどんどん仕掛けるFNC、ペースを抑えつつファイトを狙うLGD。この中から最終的に抜け出したのはGEN、続いてFNCという結果となった。

北米第1シードのTeam SoloMid(TSM)は残念ながら勝利を挙げることはできず、過去10回のWorldsの歴史の中で、メジャーリージョンの第1シードチームとして初めて1勝もできずに敗退するチームとなった。

  • 1位 Gen.G 5勝1敗
  • 2位 Fnatic 4勝2敗
  • 3位 LGD Gaming 3勝3敗
  • 4位 Team SoloMid 0勝6敗

▲2017年のWorlds優勝チーム「Samsung Galaxy」の流れを継ぐGENは第3シードからの出場。グループCを1位で突破し、やはり侮れないチームであることを証明してみせた

グループD

グループDでは、LPL第1シードのTESとLCK第2シードのDragon X(DRX)の対決が多くの関心を集めた。地域でも突出したミッドレーナーが所属するチーム同士であり、また両リーグの力関係を測る意味でも注目する組み合わせだったからだ。この2チームの戦いはピックから仕掛けるDRXに対してTESが受ける形で行われ、いずれもTESが勝利という結果に終わっている。ただし、TESも構成を変えて挑んだFlyQuest(FLY)戦に敗れたため、全勝でのグループ突破とはいかなかった。

FLYはTESに対する金星を挙げ、Unicorns Of Love(UOL)には勝利したものの、3勝3敗で敗退となった。UOLはマイナーリージョンから出場したチームとして独自の戦略で強豪に挑んだものの、勝利することはできず全敗で敗退となった。

  • 1位 Top Esports 5勝1敗
  • 2位 Dragon X 4勝2敗
  • 3位 FlyQuest 3勝3敗
  • 4位 Unicorns Of Love 0勝6敗

▲今年の優勝候補は? と問われれば真っ先に名が挙がるであろうTES。knight選手のみならず、Karsa選手、JackeyLove選手と国際大会での実績あるプレイヤーがサイドを固めており、本戦でも目覚ましい活躍を見せている

ノックアウトステージに向けて振り返りたい名勝負

準々決勝、ひいてはノックアウトステージそのもののゆくえを占うための予想材料として、グループステージで見ごたえのあった試合を以下に挙げておく。

Dragon X vs Top Esports(Day8)


総当たり2度目の対戦となったDRX vs TES。序盤からジャングル内のリードを奪いにかかるDRXに対し、大きなリードを許さなかったTESが終盤に見事な集団戦で試合の流れを引き寄せた一戦。

JD Gaming vs DAMWON Gaming(Day6)


グループBの試合で圧倒的な強さを見せ続けていたDWGに対し、Showmaker選手を徹底的にマークしてチームを失速させようとするJDGという試合。大きな不利を背負ってなおDWGが恐ろしいチームであるというシーンも何度も見られたが、最終的にDWGが無敵ではないことをJDGは証明することができた。

Suning vs G2 Esports(Day5)


初戦を劇的な逆転で落としたSNにとってのリベンジマッチ。Bin選手が用意していたオムニストーン+カミールが見事な活躍を見せ、G2の陣形を引き裂く試合となった。

Fnatic vs LGD Gaming (Day7)


序盤から仕掛け続けるFNC、という構図(時々欲張り過ぎて失敗するシーンあり)のゲーム。LGDも的確な対応を続けてはいるものの、現在の環境では仕掛けて成功する側が基本的には有利というのが、グループステージを通した傾向だった。

LGD Gaming vs GEN.G (Day7)


高い技術により、小さなリードを着実に大きく広げて押し切るのはLCKチームの得意とするところだ。有利なレーンからオブジェクトを取り、ゴールド差に還元して勝ちきる試合運びをキッチリと見せてくれる試合となっている。

いよいよノックアウトステージ準々決勝、玉座への階段はあと3段

グループステージを終え、強豪地域のトップチームが8チーム残った。ここからはBo5(3本先取)を戦うトーナメント方式のノックアウトステージが始まる。伝説を継ぎ、世界最強の称号を手にするまであと3度のBo5を勝利すればよいが、その3度を制するためには同じ野望を抱くライバルたちを破らなくてはならない。

2018年から続く地域の3連覇に向け、グループステージを勝ち抜いた3チームに国内外の熱い視線が集まるLPL。「打倒LPL」を合言葉に、ここ数年遠ざかっている国際大会優勝に挑むLCK。2018年以来、Worlds決勝の舞台に立つも、LPLチームに優勝を阻まれ続けているLEC。世界王者の栄光をつかむのは、果たしてどの地域の、どのチームになるだろうか?

ノックアウトステージ 準々決勝スケジュール
・10月15日19時~:DWG vs DRX
・10月16日19時~:SN vs JDG
・10月17日19時~:TES vs FNC
・10月18日19時~:GEN vs G2




執筆:山口佐和子
執筆協力:ユラガワ
写真出典:LoL Esports Photos

『リーグ・オブ・レジェンド』
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LoL Esports Worlds 2020 試合スケジュール
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