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初めての企業訪問から考えたこと。スト5ゲーマー・ネモの勝てるゲーマー論 第8回

初めての企業訪問

今回も前回から引き続き、スポンサーを獲得するために活動を始めたころのお話です。


5月28日(日)、パリでの大会「Red Bull Kumite 2017」の一幕。こういった場に今いられるのも、あのころの模索があったからこそ?
(「Red Bull Kumite 2017」→独占インタビューも掲載!ネモ選手祝勝会「Victory Celebration Party」をリポート!!

前回の最後に触れました通り、東京ゲームショウの後にメールでやり取りをさせていただいて日程を決め、いざウェブルート様へ。
初めての企業訪問と言うこともあり、凄く緊張しました。社屋へお邪魔してみると、東京ゲームショウで話した営業の方に加えて、マーケティング担当の方にも同席していただき、3人で話すことに。

「eSports」についてお話しするということで、プロゲーマーが誕生する前から今に至るまで、この業界はすごい勢いで成長していることと、自分のゲームに対する思い、ゲームに対する情熱をお二人に話しました。

そうして話を聞いてもらった後に、言われたことは……

「ゲームに対して、情熱がすごくあることは分かりました。こちらの意見としては、プロになりたいのであれば、まずどんなプロになりたいのか? どんな契約をしたいのか? その辺りをまとめると良いと思います。

企業はタダでスポンサーをするわけではありません。貴方に対して費用対効果を判断し、契約します。もし貴方に1000万払うのでスポンサー契約をしましょう! と言った場合に、貴方には何ができるのでしょうか?

当社から1000万円貴方に払うとして、それを貴方から2倍や3倍にして返していただけるのでしょうか?

契約にもいろいろ種類があります。専属契約でやっていくのであれば、それだけ高額となるでしょうし、もしくはチームへ所属しロゴ契約として1大会に出て露出し、視聴数が1万人を超えたらいくら払います、など。

今の企業に勤めながら、貴方に履行できる契約形態はどういう契約なのでしょうか。話を聞く限り、お勤めの会社の方はゲームへ理解がある人達のようですので、一度話をまとめたら上司の方へご相談していただいた方がよろしいかと思います」

すごく丁寧に、ダメ出しをいただいてしまいましたね。
1000万もらった時の費用対効果なんて考えてもいなかったし、他にもいろいろと聞かれましたが、とっさに返す言葉が全く出なかったです。

無知にも程があったなー。と、もっと下調べをして、準備をしてから伺うべきであったと思わされました。
情熱だけでは、企業の方々とはスポンサー契約の話はできない。費用対効果をきちんと出すことと、どんな契約ならば会社が認めてくれるのか、考えないとダメだと言うことがよく分かりました。

こうして、初めての企業訪問では、プロになるために必要なことは何かを学べたのです。

プロにとって必要なものは「夢を持つこと」

どんなプロゲーマーになりたいの?

ウェブルート様の方からお話された時に、当時の自分は、この質問に答えることができませんでした。
企業訪問後に、どんなプロになりたいのか?と考え、自分は

  1. 「社会人ゲーマーから尊敬される人になる」

ことを自分の目標にしてみました。そして、その目標を達成するために、どんな事をすればいいのか? と考えていったら、その目標は夢へと変わっていきました。

まず、尊敬されるようになるためにも、大会で勝つことを目標にしています。

自分が負けてしまうと「兼業と専業の差はすごいな」などと言われてしまうし、また大会で勝つことによって、説得力は増していきます。攻略やSNSでの発言についてももちろん、企業の方々に凄さが伝わりやすくなっていきます。
昔は大会で優勝しても、1人程度の人しか来てくれなかったものですが、先日フランス・パリで開催された「Red Bull Kumite 2017」で優勝した時には、多くの方から祝福していただき、また自分に興味を持ってくれた人も増えました。トロフィーを持って、紙吹雪が舞っている動画を見せたら、そりゃーすごいと思われますよね。
やっぱり優勝というのは、格闘ゲームに興味がない人にも関心を向けてもらうために必要なもんだな、と改めて思いました。準優勝もすごいことだけど、優勝と準優勝の差には、すごい壁があるものだと感じています。


オンリーワンのトロフィー、大会中オンリーワンの存在。上位に入賞するだけで終わらず、優勝する、ということの意味と影響力は、非常に大きいのではないでしょうか

やはり夢を持つと、取り組み方も大きく変わるものです。
大会で勝つには実力を上げるのが第一で、夢を持つことでその上達のモチベーションも保てています。毎回良い成績を出せるかどうかは分からないけれど、そうして積み重ねた実績は必ず財産に変わると思っています。
5年後、10年後に自分がどういう立場になっているかは、未来のことなので分からないですけれど、実績を残していくことで今後の人生は大きく変わるはずです。夢を叶えるプロセスの一つだと思ってからは、大会の成績自体も良くなってきています。

この辺に関しては、1年前デル様からのインタビューを受けた記事でも書いてあるので、よかったらそちらもご覧ください。
http://www.dell.com/learn/jp/ja/jpdhs1/campaigns/alienware-jp-nemo

■ネモ選手のプロフィール
1985年1月5日生まれ。本名は根本直樹。2016年7月にALIENWAREとプロ契約を行う。平日はシステムエンジニアとして会社員の顔と週末はプロゲーマーの顔の2つを両立する社会人プロゲーマー。
ストリートファイターシリーズをはじめ、Guilty Gear シリーズや、アルティメット マーヴル VS. カプコン 3、King of Fighterシリーズなどの格闘ゲームをマルチにプレイする。2016年は、TOKYO BUTTON MASHERS 2016(CAPCOM Pro Tourランキングトーナメント) ストリートファイターV 4位、Tokyo Offline Party vol.2 トーキョーオフラインパーティ2 ストリートファイターV 優勝、羊城杯(中国) ウルトラストリートファイターIV 個人戦 優勝など数々の戦歴を誇る。

■関連リンク
ネモ選手のTwitter
https://twitter.com/good_nem
スト5ゲーマー・ネモの勝てるゲーマー論