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ジレンマを乗り越えて、自分に価値を見いだせ!【ストーム久保の「プロ格闘ゲーマーのゲンバから!」第20回】

ALIENWARE ZONEをご覧の皆様、どうもです。TEAM iXA所属 ストーム久保です。

ALIENWARE ZONE様でのコラム掲載、今回でなんと20回目となりました。執筆の経験が無かった私がこうして長い期間、連載を続けさせていただけることに心から感謝致します。

20回目となりますと、ふてぶてしいと思いますがこの場所も徐々に「よその家」といったよそよそしい感覚は薄まっていき、今では「実家」のような安心感を抱くようになりました。実家ならば、素の自分で居てもおかしくないですね?と、言うことで今回からもっと自分の正直な胸の内を執筆するようにしていこうと思います。

改めて、新生 ストーム久保の「プロ格闘ゲーマーのゲンバから!」をよろしくお願い致します!

「プロゲーマー」のイメージを固めるのは止めてほしい!

配信や動画作りを続けていると、マンネリや改善が必要だと感じる瞬間が訪れます。これが非常に厄介で、ほとんどの場合は改善策がすぐには思い浮かびません。

改善できない状態が続くとどんどん落ち込んでいき、最終的に心が弱い私は愚痴を漏らしてしまいます。そして愚痴に対して「プロゲーマーじゃなくて、ストリーマーになりたいの?」とよく言われるのですが、それはちょっと話が違う!というのを今回語らせていただきます。

配信や動画にはゲームの良さを広めたり、興味を持ってもらったり、実際に遊び始めるきっかけに繋がる可能性があると私は考えています。ゲームに関する輪が広がる可能性が少しでもあるのなら、尽力するのもプロゲーマーの役割の範疇にあるはずです! なので、傍から見るとストリーマー寄りの悩みに見えますが、私はプロゲーマーとして悩んでいます。

「ストリーマーになりたいの?」という質問をされる方に、私はこう伝えたいです。
「プロゲーマーとして可能性を広げています!」と。少々かっこつけていますが……。


何故こんな話を最初に語ったかと言いますと、これから長々と「大会と配信のジレンマ」がテーマの話をするからです。

大会と配信・動画、どちらがプロゲーマーとして重要なのか。そしてどこを失敗して、どこが成功したのかを自慢げに執筆しましたので、ご覧ください。

結果的に

今年は新型コロナウィルスの影響により、格闘ゲーム業界も予定されていたイベントが全て中止になりました。今までオフラインでのイベントや大会が主流だった格闘ゲーム業界では、そういった場が無いと自分やチーム、スポンサーのアピールをする場所がありません。

そして、自粛期間中でも自主的にアピールできる場として、家でもできる配信や動画投稿が今年のプロゲーマーのおもな活動内容になりました。

「活躍できない=プロゲーマーとしての価値が無い」

去年までの格闘ゲーム業界は、大会で活躍して目立ち、実績を作ることが全てだったと思います。強いて言うなら、それしか方法が無いと思われていました。対して配信や動画の優先順位は低く、精々オマケ程度の位置だったと思います。

もちろん実績が何もできない恐れもあるので、今でもその考えは間違っていないと思います。実績はプロゲーマーにとって、非常に重要なファクターなのも理解しています。理解しているからこそ、「勝てない=価値が無い」と考えていき、次第に勝てていない自分に価値が無い無駄な存在なんだと負い目を感じるようになっていきました。


このままだと心が持たないと察した私は、どうにかして自分に価値を持たせるために方法を探すことにしました。そして見つけたのが、配信や動画でした。

去年はまだ格闘ゲーム業界では配信や動画投稿に力を入れている人は居ないので、逆にチャンスだと思ってチームにも相談して環境を整えてもらいました。、しかし周りが大会に向けている練習している中、こんな疑問も湧きました。

「配信や動画に時間や労力を割いていいのだろうか?」
「その時間を練習に回すべきではないのか?」
「大会以外を頑張るのは、果たして正しいプロゲーマーなのか?」

改めて、プロゲーマーは大会の結果だけが価値なのか、という悩みにぶつかりました。大会で結果を出すことはプロゲーマーとして必要なことであり、仕事です。しかし、ゲームの楽しさ、良さを広めることや、コミュニティの温かさ、ゲームを実際に買ってもらう、プロゲーマーの仕事としての厳しい面を見せるなどなど、これらを伝えられる立場なのも、またプロゲーマーではないでしょうか?

そしてこれらを伝えて、反応があればそれはもう実績になって自分の価値に繋がるのではないか?と考え至りました。

業界歴が浅い個人の考え、それに先人や周りのプレイヤーでやっている人が居なかったので、この考えは業界の正解では無いと理解はしていました。ですが、私が自分に価値を見出せるかもしれない唯一の方法です。自分を信じて進むことにしました。

その結果、去年は大会から逃げていると言われたり、失望されたり、馬鹿にされることも少なくなかったです。

大会で勝てていませんでしたからね、結果もすぐには出ないものだったので間違っていることをしていると思われたのかもしれません。それらの意見を全て受け入れていくしかなかったので、厳しい時期ではありました。

そして今年。あくまでも結果的ですが、去年から配信や動画に力を入れていたおかげで周りよりも少しだけ早く行動できました。状況が状況なので決して胸を張って言えるものではありませんが、それでもやっていて良かったと思います。さすがに元々力がある人達にはあっという間に抜かされて、リードしていたぶんのアドバンテージも消えてしまいましたが、自分を信じて行動できたという素晴らしい経験は残っています。

それに去年の厳しい時期に、別の道を走り出した私を変わらずに応援してくださったファンの皆様、TEAM iXAとの絆を強く感じられました。皆様の支えのおかげで前に進めて、今でも続けられています!

現在では作った動画は様々な人に見てもらえているなので、そのうちストーム久保ならではの価値がつく日が来るかもしれません。その日が訪れるまで、これからも頑張っていきます!


最後に

さて、締めのお話です。

自粛期間の終わりが少し見えてきたことで、もしかするとオフラインでのイベントが復活していくかもしれません。再び大会が第一の状況に戻った際に、私はまた大会か配信・動画のどちらを優先するか悩むことになるはずです。ですが、昔と違って今は可能であれば両方を頑張って、両方で結果を出す。

そんな欲張りな目標を掲げて、今回のコラムは締めさせていただきます。

今後とも、ストーム久保を宜しくお願い致します!

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【コラム】ストーム久保の「プロ格闘ゲーマーのゲンバから」

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