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破滅の未来を切り取る写真撮影ゲーム!『ウムランギ ジェネレーション』【Steamジャケ買い1本勝負 第67回】

雑多にゲームが並ぶSteamの中から、キラリと光る一番星を探して手を伸ばす! 67回目となるSteamジャケ買い1本勝負。今回は荒々しくも鮮やかなビジュアルと、そのコンセプトで発売前から注目していたこちら。


PLAYISMから1520円で配信中の『ウムランギ ジェネレーション』。破滅が迫る未来のニュージーランドで配達人となり、写真を撮影するゲームです。最近のゲームによく実装されている「フォトモード」だけを1本のゲームにした内容となっています。


主観視点でステージの中を自由に歩き回り、依頼リストに沿った写真を撮っていきます。操作は一般的なFPSとほぼ同じ。条件をすべて達成すれば次のステージへ。

ゲームを進めることで様々なレンズや、視覚効果がアンロックされていく作りで、望遠や広角レンズ、カラーバランスの調整など、さらに凝った写真が撮れるようになっていきます。


ステージはそこまで広くはないものの、胡散臭い街並み、様々な人々、思わず眺めたくなる看板、美しい景色、作り込まれた小物などが満載でなかなかの密度です。依頼をこなすついでに、自分だけの一枚を撮りまくりたくなる素敵な空気感! 「いい看板だ! 看板を撮るぞ! 俺にもっと看板を撮らせろ!」と興奮しまくりでした。


ストーリーや世界観は「画で語る」構成。ゲーム中にイベントや会話テキストなどはほぼ無いものの、武装した人々や物々しい設備、街に貼られたポスター、ステージが変わっても連続して登場する一部のキャラ、少しずつ変わっていくステージの空気などから、「何か」が進行していることが伝わってきます。マスクをした人が多いのも示唆的です。

街や施設、電車内など移り変わるステージ内で写真を撮りまくるのが非常に楽しく、角度やレンズの種類などを色々試し始めると止まらなくなります。写真はすべて保存されて後から見返せるのもありがたい! BGMも絶品で雰囲気に見事マッチしていますね。


ただ、難点はゲームとしての作り。依頼リストに載っているものが見つけ辛く、やや説明がわかりにくいものもあるのでクリアにひと苦労。未来になっても雑な依頼で苦労する下っ端は存在している……!

写真を撮ると評価がされるものの、あまりゲーム進行に関係なく、リアルタイムで進行するイベントなども無し。「写真撮影ゲーム」というより、ひたすら歩き回る「アイテム探しゲーム」になっている側面があります。

一応、「この条件を満たすにはどの角度から写真を撮ればいいんだ?」と悩ませてくれるものもありますが、それもごく一部。

依頼をすべてこなさないと次のステージに行けないし、面倒なボーナス条件を満たすと新しい機能が解禁される要素もあるため、写真撮影を楽しみたいのにゲーム部分が邪魔になっている印象でした。

ラー油的適正価格:1320円(Steam価格1520円)】
魅力的なビジュアルやコンセプトを、うまくゲームに落とし込めていない印象なのが惜しい。撮影モードの作り込みと、思わず写真を撮りたくなる雰囲気は見事なので、そこは満足。撮影した写真をSNSなどで共有し、記録として残すことで完成するゲームかもしれませんね。

©2020 ORIGAME DIGITAL/PLAYISM

■ラー油のプロフィール
SIMPLEシリーズなどを応援するゲームブログ『絶対SIMPLE主義』を運営するブロガー。完全新作ソフトとダウンロード専用ソフトに目が無い。宇宙人キャラをウリにしつつあるがキャラは固まっていない。
Twitter:https://twitter.com/daikai6
「シシララTV」連載コラム:http://sisilala.tv/myarticles/432

Steam『ウムランギ ジェネレーション』のページ
https://store.steampowered.com/app/1223500/
【連載】ラー油のSteamジャケ買い1本勝負

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