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『レインボーシックス シージ』世界最強が決定! 言語を越えた感動に包まれた「Six Invitational 2020」観戦レポート

2020年2月8日から2月17日まで、カナダ・モントリオールにて『レインボーシックス シージ』(以下『R6S』)の世界王者を決める祭典「Six Invitational 2020」(以下、SI 2020)が開催された。本大会は『R6S』の競技シーンで恒例となっている世界的イベント。今回も例年同様に各リージョンから計16チームが出場。3億円オーバーの賞金、そして優勝チームのみに贈られる栄光のハンマーをかけて激戦を繰り広げた。


本稿では、プレイオフステージを対象に、筆者がとくに注目した名試合を3つピックアップ。「SI 2020」の閉幕から2週間ほど経ってしまったが、この機会に『R6S』ファンを釘付けにした各試合を振り返ってもらえれば幸いだ。

プレイオフ DAY1:Fnatic vs G2 Esports

最初に取り上げる試合は「Fnatic」vs「G2 Esports」(G2)。APACリージョンの星として「SI 2020」に挑んだFnaticは、DAY4の時点で優勝候補のTeam Empireを撃破。相当の実力をもってしてグループステージを勝ち抜けていた。対するG2も『R6S』のプレイヤーにはお馴染みの強豪チーム。幾つも優勝を経験した猛者のため、対戦前から熾烈な戦いになることは容易に予想できただろう。

そうした観客の期待を裏切らないとばかりに、1stマップのカフェから戦闘は激化。Fnaticはあえて撃ち合わない戦法で攻略を試みるが、そこはさすがのG2。攻撃時の華麗な局所攻めに始まり、Pengu選手がモンターニュで注意を引いたりと、完成度の高いプレイングでカフェを制する。

▲モンターニュでFnatic陣営の注意を引くPengu選手

とはいえ、Fnaticも黙って1stマップを渡したわけではない。2ndマップの国境は、攻撃と防御の両方でG2を上回る立ち回りを披露した。第8ラウンドで勃発したLusty選手とSirBoss選手の1on1が印象深い。結果敵にLusty選手は第10ラウンドでも、プラントに成功したG2の排除に成功しており、彼の注目度はこのマップで飛躍的に高まったと言えるだろう。

その後もFnaticの快進撃は止まることはなかった。国境を取り返すと、3rdマップのヴィラにおいてもすぐさま3ラウンド連取。イーブン以上でラウンドを折り返すと、最後はLusty選手がG2のPengu選手を削り切り、EUリージョンの強豪から勝ち星を計上した。のりお氏(解説)が「(立ち回りの)読みが2周3周する。こっちも読みにくい!」と述べた通り、マップごと、いやラウンドごとにメタ展開の目まぐるしい試合運びが特徴的な一戦だった。

▲プラント成功後にG2陣営を殲滅に向かったLusty選手

最終結果

  • 1stマップ(カフェ):7-5でG2 Esportsの勝利
  • 2ndマップ(国境):4-7でFnaticの勝利
  • 3rdマップ(ヴィラ):5-7でFnaticの勝利
  • 勝利:Fnatic


メインステージ DAY2:BDS Esport vs Ninjas in Pyjamas

続いてピックアップするのは、大会終盤のDAY7に行われた「BDS Esport」(BDS)vs「Ninjas in Pyjamas」(Nip)。2019年の「プロリーグ10 ファイナル」に出場したNipと、「SI 2020」のEU予選を1位通過でのし上がったBDSの試合は、まさしく”豪と豪のぶつかりあい”である。

その兆候は1stマップの銀行ではやくも顕現。第3ラウンのShaiiko選手とPsycho選手が睨み合った決め撃ち勝負は、観客だけでなく、間近で試合を解説していたキャスター陣を驚かせた。この衝突が発端となったのか、その後は第15ラウンドまで及ぶ大接戦の末、Nipが銀行を奪取。しかし2ndマップの国境は、後のないBDSが猛攻を仕掛けて7-4でNipを下した。

▲常人の理解を遥かに越えた、Shaiiko選手とPsycho選手の決め撃ち勝負

かくして勝敗の行方を左右する3rdマップの舞台はクラブハウス。その火蓋を切って落としたのはNipだ。手早く攻撃スタートでラウンドを獲得すると、BDSの反撃を受けながらも堅実に勝利を積み重ねる。

後半戦の第9ラウンドからは主導権をBDSに渡すことなく、ラストはNipのPsycho選手がクアッドキルの後にボムを危うげなく解除。新進気鋭のBDSを倒し、ファイナルステージへ堂々と駒を進めた。

▲ボム設置を許すも的確にBDS陣営をさばくPsyco選手

最終結果

  • 1stマップ(銀行):7-8でNipの勝利
  • 2ndマップ(国境):7-4でBDSの勝利
  • 3rdマップ(クラブハウス):4-7でNipの勝利
  • 勝利:Ninjas in Pyjamas


メインステージ DAY3:Spacestation Gaming vs Ninjas in Pyjamas

最後の試合はもちろん、チャンピオン決定の瞬間を目の当たりにした「Spacestation Gaming」(SSG)vs「Ninjas in Pyjamas」。つまり決勝戦だ。

Nipの強さは前述に譲るとして、相対したSSGも幾度の改革を乗り越えた果てにファイナルへたどり着いた勇猛果敢なチームである。「SI 2020」においては、LATAM5位の「MIBR」、NA2位の「DarkZero Esports」を共に2-0で倒し、DAY7ではプロリーグ11で1位を走る「Team Solomid」(TSM)も撃破。世界最強の座を争うのに申し分のないチームが揃ったところで、『R6S』の祭典を締めくくる世紀の一戦が幕を開けた。

▲2階武器庫に突入後、単独でSSG陣営を壊滅させたpino選手

先手を打ったのはSSG。自チームのピックマップとして選んだヴィラで攻撃スタートを華麗に決める。が、ルーザーズブラケットでTSMを抑えたNipの勢いは消えていなかった。その先駆けとして第3ラウンド以降で攻守の均衡を破り、7-3でSSGの掲げたヴィラを奪う。直後の国境でもSSGの立て直しを許ない。第3ラウンドでpino選手が単体で相手プレイヤーを全員仕留めると、7-2で2ndマップも入手。第9ラウンド終了間近でjulio選手が叩き出したトリプルキルに加え、他者を突き放すPsyco選手のプレイヤーキル数など、この時点での流れは完全にNip側が作り出していたと言っても過言ではないだろう。

▲あわやボム設置という場面を突き上げで食い止めたRampy選手

ところが、SSGも無抵抗のままにマップを明け渡したりはしない。3rdマップのクラブハウスは背水の陣が功を奏したのか、開幕から4ラウンドを取られるも、見事に後半から盛り返す。中でも見どころはSSG側の巧みな突き上げ。第11ラウンドの時間切れコンマ何秒の場面でボム設置を止めたRampy選手のキルシーンは、プラントのみならず、Nipの進撃を食い止める一矢となった。

泣いても笑っても決着がつく4thマップ。前半こそ終始Nipの果敢な姿勢が場を支配していたが、打って変わり、流れを取り戻したSSGのカウンターは止まらない。防衛スタートで3ラウンドを勝ち取り、6-3でNipに王手をかける。

モニター越しの視聴者、現地の観客、キャスター陣までもが固唾を呑んで見守った第10ラウンドは、時間が経てど経てど動くことはなかった。しかし残り19秒、空を切るようにSSGのBoaco選手が1人、また1人と人数差を作り出す。プラントしたボム周りに射線を敷くと、Fultz選手がNipのMuzi選手を逃さずキル。この瞬間、「SI 2020」の優勝チームがSSGに決定。チームメンバーはヘッドセットを耳から外すと互いに抱擁しあい、割れんばかりに響き渡る歓声の中で名誉を一心に受け取った。

▲SI 2020ラストのキルシーンを飾ったFultz選手

最終結果

  • 1stマップ(ヴィラ):3-7でNipの勝利
  • 2ndマップ(国境):2-7でNipの勝利
  • 3rdマップ(クラブハウス):7-5でSSGの勝利
  • 4thマップ(銀行):7-3でSSGの勝利
  • 勝利:Spacestation Gaming


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