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「G913」&「G813」がロジクールGから登場! 薄型ゲーミングキーボードのメリットとは? 発表会レポ―ト


ロジクールGは、都内にあるオフィスにてハイエンド・薄型ゲーミングキーボード新製品「G913」と「G813」のプレスカンファレンスを実施した。新製品の特徴が語られたカンファンレンスとキーボードの特徴をレポートしよう


今回の発表には、ロジクールのGブランドアンバサダーである岸大河氏と、Logitech Product Managerのケイト・ウー氏、Project Managerのアラン・ルー氏、そしてゲーミングクラスターカテゴリーマネージャーの伊達玄四郎氏が登壇した。

有線&ワイヤレスの「G913」と「G813」


まず、ロジクールにおけるキーボードの概要説明から始まった。

ロジクールの製品はプロ選手やストリーマーからフィードバックを受け競技シーンにフォーカスしたプロシリーズと、最新技術と品質にこだわったGシリーズの2つが存在する。


ここで「G913」の実機を紹介。「G913」のポイントは、ロープロファイルスイッチを導入することで実現した2.2cmという薄さで構成されていることだ。ロープロファイルスイッチを導入した理由として、多くのユーザーがMacを含めたノートPCを使用していることで、ゲーミングPCへ移行した時でも使い慣れた環境で操作できるようにとのこと。


キースイッチは様々なテストを経てカイファ製を採用し、メカニカルの「GL Tactile」と「GL Liner」、そして「GL Clicky」の3バリエーションを備えた。Cherry製のロープロファイルスイッチを採用しなかったこととして、Cherryはリニアの1種類しかなく、カイファなら3種類存在するため、3種類それぞれを提供できるからとのこと。

もちろんRGBライティング機能も搭載し、APIもあるため、ゲームだけでなく、音楽や映画などにも連動できる。


9番シリーズである「G913」はワイヤレス機能も備えており、通信規格にはLIGHTSPEEDワイヤレスを採用。同社のワイヤレスマウスが採用している規格と同じで、有線に負けないレスポンスを実現している。

また、Bluetoothにも対応しているため、スマホや他のデバイスでも接続可能とのことだ。

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フラッグシップのキーボードということで外枠はアルミニウムで構成され、キーボード左にはマクロを組めるGキーが、テンキーの上にはメディアコントローラーを備えている。一方の「G813」は有線仕様であるが内容は「G913」と同じだ。


ロジクールにおける日本でのマーケティング活動
――大河氏による「G913」のレビュー



続いて伊達玄四郎氏が登壇し、ロジクールが行っているマーケティング活動の説明に入った。

ロジクールは、コミュニティ活動、試遊・タッチ&トライ、スポンサーシップの3つからマーケティングを行っている。コミュニティ活動では、「Logicool G CUP」や「DON CUP」などの大小ゲーミング大会での体験を実施し、試遊に関しては東京ゲームショウ2019などでブースを出展する。


スポンサーシップは、MOBAジャンルならDetonatioN FocusMeUnsold Stuff GamingのMOBA、コンソールならLibalent Vertex、FPS/TPSならCrazy RaccoonとDetonatioN Gaming、ストリーマーなら俳優のケイン・コスギ氏、キャスターなら岸大河氏、『リーグ・オブ・レジェンド』のeyes氏など、多方面にわたって展開している。


これらの説明の後、岸大河氏も登壇し「G913」への印象を語った。初めてG913の英字配列プロトタイプを見たとき「どうなんだろう?」というイメージを受け取ったという。なぜなら、パンタグラフのキーボードのような見た目を持っていたことも含めてポジティブな意味で「あまり触ったことがないキーボード」と印象を語った。

今までのロジクールのキーボードはメカニカル製であったために、G913のキーストロークが短くレスポンスが速攻で返って来るようなパンタグラフの感触があるため、慣れるのに時間がかかったようだ。


ここで岸氏は、一つ10年ほど前の昔のプロ選手はレスポンスが早いパンタグラフ式のキーボードを好んでいたという話を披露した。

それによると、『Quake』や『Counter-Strike』などは瞬発的な挙動を持つことから、パンタグラフ式は反応の早さと共にレスポンスの良さを求めていたシーンもあり、昔触ったときの感覚が戻ってくるという。また、伊達氏もG913の感触に驚きつつも毎日触ってきたらやみつきになったと語った。最後に岸氏は、ハイエンドモデルということを前置きしつつ「色々なものを求めている人にオススメ」とコメントした。


続いて質疑応答の話に入った。興味深い質問をピックアップすると「テンキーレス版の予定はあるのか?」というものには、「待っていればいいことがあるかもしれない」と将来製品への期待を込めた回答がされた。また、「キーの爪が2つになったのはなぜか?」(後述する画像参照)という質問には、ロープロファイルのスイッチはスイッチ自体のスペースがないことから必然的に2つにする必要があり、耐久性に懸念があったものの様々なテストと取り組みによって解決したとのことだ。


キーストロークの浅いパンタグラフのような「G913」と「G813」
―ノートPCのキーボードに慣れたユーザーは注目

続いて、会場で実際に触れることができた「G913」と「G813」のインプレッションをお届けしよう。


「G913」は文字通り薄さが特徴のキーボードだが、実際に手に取ってみるととても重量感を感じられる作りとなっている。岸氏が言っていた通りキーストロークは浅く、またたく間に入力されるのでレスポンスの早さを感じられた。


キーボードの角度は4度と8度の2段階で調整可能。マクロキーが各所に備えられているものの、全体的なコンパクトさから大きすぎる印象は受けなかった。


キーボードの打鍵感に目を向けて見ると、筆者個人としては、キーを強く打ってしまう傾向から深いストロークで打てるキーボードが手に合っているため、クリック音でキーボードの入力を確認出来る「GL Clicky」の白軸が手に合っていると思えた。これはCherry MXの「青軸」のクリック感に近く、浅いキーストロークでも底打ちの疲労を小さくできるからだ。

一方で「GL Liner」と「GL Tactile」は、パンタグラフのキーボードに近く、慣れていないと手に疲労が色濃く出てくる可能性がある。


しかしながら、今までパンタグラフに近いゲーミングキーボードは多くなかったため、今回の「G913」と「G813」の登場は、今までノートPCでのタイピングとゲーミングに慣れたユーザーにも選択の幅を広げてくれる、フラッグシップ的なキーボードではないだろうか。


ワイヤレスの「G913」と有線の「G813」は8月29日に発売予定。参考価格は「G913」が3万250円(税抜)、「G813」が2万3250円(税抜)だ。興味を持った読者は実際に店頭などで手に取り感覚を確かめてみるのが最善だろう。

■関連リンク
ロジクールG
https://gaming.logicool.co.jp/ja-jp
G913
https://gaming.logicool.co.jp/ja-jp/products/gaming-keyboards/g913-low-profile-wireless-mechanical-gaming-keyboard.html
G813
https://gaming.logicool.co.jp/ja-jp/products/gaming-keyboards/g813-low-profile-rgb-mechanical-gaming-keyboard.html

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