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【新連載・Merrydayの「LPL 2019」研究レポート 第1回】『LoL』ゲーム開始直後の動きと狙い

目次
  1. ゲーム開始直後の動きと狙い:パターン別解説
世界各地でSummer Splitが開幕している『リーグ・オブ・レジェンド』(LoL)のプロリーグ。その中でも、いち早く開幕を迎えた中国1部リーグ「LoL Pro League(LPL)」では、すでに16マッチ39ゲームを消化した(6月9日執筆時点)。

さて、『LoL』では約2週間に1度のペースでパッチアップデートが行われ、チャンピオンの性能やシステムに調整が入り、環境が変化する。パッチ9.8にて開催された春夏間の国際大会「Mid-Season Invitational」(MSI)から1カ月近くが経過した現在、各地の競技シーンではパッチ9.10または9.11が採用されている。

ちょうどこの合間に適用されたパッチ9.9にて、「リフトスカトルの初出現タイミング」が調整され、これが大きな影響を与えている。

▲「パッチノート9.9」より抜粋。初出現タイミングの変更は、パッチ8.10以来となる(出典:https://jp.leagueoflegends.com/ja/news/game-updates/patch/patch-99-notes#patch-rift-scuttler

パッチ9.8以前であれば、リフトスカトルはゲーム開始から2分で出現していた。そのため、1分20秒前後にリバーの視界を確保するという低リスクな行動で、敵ジャングラーの位置把握、及びルート予測を行うことが可能だった。なぜなら、Lv1時点におけるワードトーテムの持続時間は、90秒だからだ。

ところが、この初出現タイミングが3分15秒になったことで、ゲーム開始直後の動きにバリエーションが生まれ、読み合いが発生しやすくなっている。

敵ジャングラーを視界に映すことは、序盤において非常に有益な情報を手に入れることと同義である。その時間におけるCS数(中立キャンプ1つにつき4cs)・持っているバフの種類と残り時間・映った位置・チャンピオンの特性(ラプターを狩るのが得意・苦手など)といった情報から、残っている中立キャンプを予測したり、ガンクの警戒を促すことに繋がる。

それゆえに、ゲーム開始直後の動きでアドバンテージを握ることもまた、極めて重要となっている。

そこで本記事では、「LPL 2019 Summer Split」のWeek1・2における39ゲームを参考として、「ゲーム開始直後の動きと狙い」をパターン別に解説する。

※ブッシュの呼称について
本題に入る前に、説明を円滑に進めるための下準備として、サモナーズリフト各所に存在するブッシュ(茂み)の呼称を共有したいと思う。あくまでも、本記事における説明のために使用するものであるということは、ご理解いただきたい。

・レーンブッシュ
トップレーン・ボットレーン・ミッドレーンの上下に配置されているブッシュ。

・テンブッシュ
リバーのややミッドレーン寄りに存在する、点のように小さなブッシュ。海外では「Pixel Brush」などと呼ばれている。

・リバーブッシュ
サイドレーンに程近い位置にある、縦長のブッシュ。ジャーヴァンⅣが壁越しにブリンクインすることから「J4 Brush」と呼ぶらしいが、正直分かりにくいと感じたため、「リバーブッシュ」とした。

・バナナブッシュ
ブルーバフキャンプとリバーの間に位置するブッシュ。過去に、このブッシュの形状がバナナ型だったことに由来する。

・トライブッシュ
バロンピット・ドラゴンピットの横にある、三角形のブッシュ。

・タワートライブッシュ
アウタータワーのすぐ傍にある、三角形のブッシュ。直上のものと区別するために紹介した。

その他のブッシュについては、中立モンスターとの位置関係で表す。

ゲーム開始直後の動きと狙い:パターン別解説

ほぼ全てのケースは、「散開陣形」・「インベイド」・「迎撃狙い」の3パターンに振り分けることができる。

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