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ネモ選手が安定の強さで圧勝した「TOPANGA LEAGUE SEASON6」リポート

 

2017年2月10日から3月5日の約1ヶ月間に渡って開催された「TOPANGA LEAGUE SEASON6 at STREET FIGTHER V」(以下今大会)。格闘ゲームを主として活躍している国内選手が競い合う「TOPANGA LEAGUE」第6期の今大会は、『ストリートファイター V』最強決定戦となっています。本記事では3月5日、渋谷RED BULL STUDIOS TOKYOで開催された決勝リーグ最終ステージ最終戦の様子をリポートします。

出場するのはオンライン予選、オフライン予選を勝ち抜いたネモ選手、マゴ選手、ももち選手、ハイタニ選手、ふ〜ど選手、板橋ザンギエフ選手の6名。前日までの試合の結果、なんと6名中5名に優勝の可能性があるという混戦具合。2ラウンド先取で1セット、7セット先取で勝利となる今大会。全選手一時も気を抜けない緊張感と、熱い空気の中での最終日スタートとなりました。

左からハイタニ選手、ネモ選手、マゴ選手、ふ〜ど選手、板橋ザンギエフ選手、ももち選手

第1試合はももち選手の「ケン」対マゴ選手の「かりん」の対決。「マゴには別のゲームでは勝ったことがあるけれどストファイでは分が悪いので、胸を借りるつもりで挑戦者として挑みたい」とコメントしたももち選手に対し、「ケン戦は自信があるけど、今大会では俺だけ狙ったなというベガでのピン挿ししてきた。それ効いてます(笑)ケンでもベガでも勝てるように対策はやってきました」と返したマゴ選手。距離の見極めが難しいケンの技を完璧に操るももち選手がまず連続で2勝したあと、連続で2勝し負けを取りかえすマゴ選手と、お互いに一進一退を繰り広げた前半。それに対し後半は、ガードの選択・散らし方の上手さが際立つマゴ選手が、ももち選手の攻めをしのぎ切り、そのまま第1試合勝利。

ももち選手

マゴ選手

第1試合のももち選手の「ケン」対マゴ選手の「かりん」の対決

第2試合はふ〜ど選手の「レインボー・ミカ」対ネモ選手の「ユリアン」。「さくっと勝ちたい」とコメントするふ〜ど選手に対し、「優勝争いに踏み込んでるので失点は抑えたい」とやや弱気な印象のネモ選手。殺傷能力の高すぎるユリアンへの対策をきっちり決めて来たふ〜ど選手、1勝目をネモ選手に取られるものの、2勝目3勝目を連続で取り、巻き返します。しかしそこからのネモ選手の猛攻にあえなく敗退。パーフェクト勝利を2回決めて6連勝をしたネモ選手の勝利となりました。

ふ〜ど選手

ネモ選手

第2試合のふ〜ど選手の「レインボー・ミカ」対ネモ選手の「ユリアン」の対決

第3試合はハイタニ選手の「ネカリ」対板橋ザンギエフ選手の「ザンギエフ」。「上位入賞は狙えないけれど最後まで全力で」とコメントするハイタニ選手と「順位はあまり気にしていないけど、この一ヶ月でフィジカルとパフォーマンスが上がっているのを感じているので真っ向勝負でぶつかってみようかな」と、同じく順位を気にすることなく試合をしたいとコメントする板橋ザンギエフ選手。前半はスクリューの間合いが完璧すぎる板橋ザンギエフ選手がハイタニ選手を圧倒する試合運び。しかし後半になると、ハイタニ選手が相手のスクリューをわざと誘い自分の攻撃を決めるという、前半でスクリューにはめられまくったからこその立ち回りを披露して勝利を決めました。

ハイタニ選手

板橋ザンギエフ選手

第3試合はハイタニ選手の「ネカリ」対板橋ザンギエフ選手の「ザンギエフ」の対決

第4試合はももち選手の「ケン」対ふ〜ど選手の「レインボー・ミカ」。「自分にとって最後の試合なので全部出し切りたい。ふ〜どとはこれからの1年、他の大会でもあたると思うので良いイメージで終わらせたい」とコメントするももち選手と「勝っても負けても3位なのではと思って複雑」とコメントするふ〜ど選手は、お互いに本日1戦目より吹っ切れている印象。前半は絶妙なタイミングでナデシコを呼ぶふ〜ど選手がももち選手を若干押していたものの、後半は呼ばれたナデシコに綺麗にお引き取り願う試合を展開したももち選手のペースに。その流れは変わることなく、第4試合はももち選手のものに。

第4試合はももち選手の「ケン」対ふ〜ど選手の「レインボー・ミカ」の対決

注目の最終第5試合。オンライン予選ではお互いに1位を取ることができなかったマゴ選手とネモ選手2人が優勝をかけて戦う最終戦に、会場の熱気も最高潮。「なんか色々言おうとしたんですけど上手く言えない。ネモとは付き合いが長くて、長期戦での戦いも久しぶり。その決勝がネモとは不思議な感じ。やれることは全部やってきたので全て出し切りたいと思います」と、熱い思いを語ったマゴ選手に対し、「マゴとは付き合いが長いので感情的になるかと思ったのですが、先程の試合で板橋ザンギエフが最下位決定ということでテンションあげあげです」と、ネモ選手は元気いっぱいのコメント。最初からあの手この手のせめぎ合いが炸裂する試合は、ネモ選手がいきなり4連勝をとり余裕を見せつけました。しかし5戦目はマゴ選手が勝利を決めテクニカルタイムアウトを申請。タイムアウト明けの6戦目7戦目はネモ選手に取られるものの、8戦目、9戦目はマゴ選手が食らい付き勝利するという熱い展開に。 相手スタン時の挑発ポーズや最後の一撃をクリティカルアーツで決めようとするなど、随所に余裕と魅せる行動を織り交ぜて試合をするネモ選手も、マゴ選手の執念に押され気味になる場面もあり、会場の熱気も最高潮の最終面。熱く長い戦いを制し、チャンピオンとなったのはネモ選手でした。

最終戦はマゴ選手の「かりん」とネモ選手の「ユリアン」の対決

マゴ選手が追い上げるも最終的にはネモ選手の勝利に。ネモ選手がK.O.を取った瞬間

【最終順位】
優勝:ネモ選手
2位:マゴ選手
3位:ふ〜ど選手
4位:ハイタニ選手
5位:ももち選手
6位:板橋ザンギエフ選手

表彰式では、「順位的には最下位なんだけど、優勝者を倒してる…んすよね。ちょっスコア覚えてないんすけど7対1とかで……(笑)良い試合していきたい。これからもよろしくお願いします」(板橋ザンギエフ選手)、「何回か出てるけどすごい難しい大会だなと。自分を見失うことも多くて、良い経験になりました。バネにしていきたい」(ももち選手)、「悔しい結果ではありますけど、2敗してのスタートでこれだめかもと考えたりもしたけど、そこからポジティブに調子を上げていけたのが良かった。今年もがんばるのでよろしく」(ハイタニ選手)、「この5人と長期戦をやって自分のいいところと悪いところがわかった。応援ありがとうございました」(ふ〜ど選手)、「まだまだっすね。上位リーグに上がって、自分が負けてる人が多くて。自分の動きをする難しさを感じた。一戦一戦の結果に一喜一憂してしまったのが悪かった。応援ありがとうございました」(マゴ選手)とそれぞれ今大会の感想や反省を。堂々の優勝を決めたネモ選手は「なんか社会人になったら勝てないとかそういう人が多いと思うんですけど、その中で自分が勝てたということを誇りに思います」と、社会人ゲーマーだからこそのコメントを。

表彰式の様子

表彰式後のインタビューにネモ選手は以下のように答えてくれました。
今回のネモ選手の優勝ですが、その勝因はどこにありましたでしょうか?

ネモ選手:シーズン 1 で強かったキャラが基本的に残ってくれたのが助かりました。こちらは相手キャラの強味と弱味を把握していましたが、他の人達はCAPCOM CUPにいたキャラしか対策してなかった印象がありました。なので対策に差があったことが勝因だと感じました

相手がどのような手を打ってきても対応できる準備ができていたということでしょうか?

ネモ選手:そうですね。一応「こういう劣勢になったら戦い方を変えよう」というものは常に何パターンも用意していました。

最終戦の5戦目からマゴ選手が強烈に反撃に出てきましたが、その際はどのように考えて対応されたのでしょうか?

ネモ選手:マゴ選手との最終戦は先に 4 勝取れていたので、そのまま攻めきっていれば、 マゴ選手がどこかでミスし、それを契機に挽回できると読んでいました。逆にももち選手やハイタニ選手との対戦では、丁寧にやらないといけないと思いました。

それはキャラへの対策と相手がどう出てくるかという点でしょうか?しっかり対策しないと押し込まれると?

ネモ選手:そうです。対策が不十分だと押し込まれると思っていました。そのため、ネカリとケンの対策ばかりやっていましたね。

板橋ザンギエフ選手に関してはやや苦手とされているようでしたが、この理由はなんでしょうか?

ネモ選手:個人的にはキャラ的にも勝てると思っていました。長期戦であるということで、そんなに対策しなくとも途中から対応できると思っていました。板橋ザンギエフ選手の自分への対策が上手で、すべて読み負けてしまったというのが原因です。

次はフランスで5月27日、28日(現地時間)に開催されるストリートファイターVの大会「Red Bull Kumite 2017」に出場されると伺いました。その意気込みなどについて教えてください。

ネモ選手:自分は社会人ということもあり、出られる大会が少ないので、出られる大会は大事にして頑張りたいと思います。「Red Bull Kumite」は世界から強豪プレイヤーが集まってくるので、そこで勝って「世界大会に優勝した」という名をあげたいと思います。

最後に社会人でプロゲーマーを目指している人への応援メッセージをお願いいたします。

ネモ選手:自分もそうですか、どこか大会に向けて頑張るという目標があるとモチベーションが保てるので、格闘ゲームをするのであれば、EVOに行ってみるとか、様々な大会に参加してモチベーションを保てるようにするとよいと思います。

優勝したネモ選手

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