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『リーグ・オブ・レジェンド』シーズン9の変更点を探る【あかさんの『LoL』必勝セミナー 第4回】

目次
  1. 変更点その1・タワープレートの追加とミニオンの変更
    1. タワーにプレートが追加
    2. ミニオンの攻撃力&数が変更
    3. シーズン9の変更点・まとめ
    4. 変更点1の影響を受けたチャンピオンたち
    5. ・ルシアン
  2. 変更点その2・ドレイクバフの強化と復活タイマーの短縮
    1. エレメンタルドレイクの変更
※2019.1.30 解説画像を追加しました。

こんにちは。『リーグ・オブ・レジェンド(LoL)』の解説者兼ブロガーのあかさんです。

読者の皆様のおかげで、今年もALIENWARE ZONE様で記事を書かせていただけることになりました。2019年も引き続きよろしくお願いします。

さて、新年一発目の記事は、1月24日にいよいよ開幕したシーズン9のランク戦に向けて、今年のプレシーズンでどんな変更が入ったのか、メタがどう変わっているのかを解説していこうと思います。すべての変更点を細かく説明していると読んでいる方が疲れてしまうような分量になるので、この記事では3つの要点にしぼって書いていきます。

本記事を読んでから公式のパッチノートを読み返すと、よりプレシーズンの変更点についての理解が深まると思います。
パッチノート 9.1 | League of Legends
パッチノート 9.2|League of Legends

変更点その1・タワープレートの追加とミニオンの変更

タワーにプレートが追加

シーズン9の変更の中で一番見た目に大きいのが、タワープレートの追加です。

ゲーム開始から14分間、外側タワー(ファーストタワー)にシールドのようなものが追加されました。


タワープレートは1000ダメージを与えるごとに1枚ずつ壊れていき、壊した側にはゴールドが手に入ります。タワープレートは1枚割れるごとにタワーの防御力を強化するので、1枚目より2枚目、2枚目よりも3枚目が徐々に壊しにくくなっていく仕組みになっています。

14分経過するとタワープレートは消滅し、増加していた防御力を失います。また、以降1000ダメージを与えてもプレート破壊で得られるはずだったゴールドは得られなくなります。

簡単にいえば、ゲーム開始から一定時間、ファーストタワーを攻撃する際に1000ダメージごとに中間ポイントがもらえるようになった、という感じです。

レーンの強いチャンピオンで積極的にタワーにプレッシャーをかけていけば、14分までにプレートを2、3枚破壊することは容易なので、それだけで対面のチャンピオンに対して320〜480ゴールドのリードを奪うことができます。

ファーストブラッドが400ゴールドと考えると、キルを取らなくてもプッシュしてタワーを攻撃しているだけで、ファーストブラッドに近いゴールド差を作れるというのは非常に強力ですね。

レーンで対面の相手と差をつける方法として、いままでは、
  • CS差をつくる
  • キルを取る
の2つの手段しかなかったわけですが、そこに「タワープレートを破壊する」という新たな手段が追加されたわけですから、レーニングが強いチャンピオンの価値が上がる変更と言えるでしょう。

一方で、外側タワーの体力自体は、シーズン9と比べて1.5倍ほどになっていて、攻撃していくとタワープレートによって防御力も徐々に増加していくので、ケイトリンのようなタワーシージが得意なチャンピオンを使って、ゲーム開始から10分前後で強引にファーストタワーを破壊する、といった極端な戦術は取りにくくなりました。

ミニオンの攻撃力&数が変更

ミニオンの変更も地味なようですが大きな変更です。

変更点が多すぎるので、主要なポイントだけをまとめてみようと思います。


・前衛・後衛ミニオンの攻撃力が上昇
前衛ミニオンは、シーズン8まで攻撃力が初期値のまま固定でした。なので、ゲーム後半になると後衛・砲台ミニオンを守る「壁」としての役割しか果たしていませんでした。

しかしシーズン9からは、攻撃力が時間とともに上昇していくようになり、なんと最大まで増加するとシーズン8の約7倍もの攻撃力を持つようになります。

後衛ミニオンは攻撃力に上限が設けられたものの、攻撃力が上がる速度はほぼ倍増しました。こちらも、実質攻撃力がアップしたといって差し支えないでしょう。

この変更で、ゲーム後半にいくにつれ、今まで以上にプッシュウェーブを作るのが簡単になりました。砲台ミニオン以外の攻撃力が上昇したことで、今まで以上に残っているミニオン量の影響が大きくなったわけです。

ミニオンがタワーに与えるダメージにかかる倍率は60%→50%と若干の下方修正が入りましたが、ミニオンの攻撃力自体が大幅に上昇しているので、結果としてタワー破壊能力はかなり上がりました。

放っておくとすぐにミニオンがタワーを割ってしまうので、シーズン9ではいままで以上に、中盤以降のサイドレーンのウェーブコントロールが重要になりました。

・砲台ミニオンの出現量が増加
砲台ミニオンは、ゲーム開始時には3ウェーブに1回の頻度で出現しますが、ゲーム時間が進むにつれて2ウェーブに1回、ウェーブごとに出場、と出現頻度が増していきます。これはシーズン8以前も同じ仕様だったのですが、シーズン9からは出現頻度が変わる時間が早まりました。

2ウェーブに1回になるタイミング
シーズン8 20分以降 → シーズン9 15分以降

ウェーブごとになるタイミング
シーズン8 35分以降 → シーズン9 25分以降

こうして数字で見比べると、かなり早くなったな、という印象ですね。

砲台ミニオンが増えることによる影響は主に2点あります。

1点目は、サモナーズリフト全体で手に入るゴールド量が増えることです。この変更で2つ目のコアアイテム完成の時間が早まったので、2アイテムでパワースパイクを迎えるチャンピオンの価値が上がりました。

2点目は、早い時間帯のバロンバフの恩恵が大きくなったということです。バロンバフを受けた砲台ミニオンによるタワーシージは、説明するまでもなく超強力ですが、これがより早い時間からウェーブごとに利用できるようになるわけですね。

極端なことを言えば、25分ごろにバロンを獲得したチームが、シーズン8だと35分以降にならないと得られなかったタワー攻撃能力を、有することになります。

シーズン9の変更点・まとめ

タワープレート、砲台ミニオンの増加によって、ゲーム時間が早い段階に入手可能なゴールド量が全体的に増えました。

ミニオンの強化もあいまって、とにかく25分前後のバロンが強力になったため、前半にある程度パワースパイクが来るチャンピオンでないと、ゲームの流れに乗れないメタになったと言ってもいいでしょう。

実際に、ソロQの平均試合時間もアイアン〜ゴールドでも30分、ダイヤ以上の高レート帯だと26分台と非常に短くなっています。

競技シーンで見ても、パッチ8.15で行われた「LCK Summer Playoff」の平均試合時間が約38分だったのに対し、プレシーズンパッチの8.24bで行われた「KeSPA Cup Playoff」では、平均試合時間が34分前後と4分も短縮しています。

変更点1の影響を受けたチャンピオンたち

・ルシアン


ルシアンはレーンが強いADCの代表格で、このシーズン9のメタに最も適合したチャンピオンの一人です。実際にパッチ8.23以降、終始安定した勝率、ピック率を記録し続けています。

このチャンピオンの特徴は、「ルインドキングブレード」「ブラッククリーバー」という2つ目のコアアイテムを完成させた時間帯がとにかく強いという点です。タワープレートや砲台ミニオンの増量によって、よりゴールドを集めやすくなったので、2コアのパワースパイクにより早く到達できるようになりました。

ただし、3アイテム目のパワーはクリティカル系のADCたちと比べるとやや落ちるので、相手が3アイテム目を完成させる前に試合をたたむ必要があるチャンピオンともいえます。

・ガリオ

ガリオはスキルの変更が入り、よりソロQ向けの性能になりました。変更が入ったパッチ8.24以降は、統計を見ても非常に高いパフォーマンスを発揮しているのがわかります。

また、ビルドにも大きな変化が生まれています。

以前は1つ目のコアアイテムに「ロッド・オブ・エイジス」を買っていたのですが、現在は「へクステック・プロトベルト01」が主流になっています。
ロッド・オブ・エイジスは買ってから10分経過しないと全ての性能を発揮できないアイテムなので、いまの短時間でゲームが終わるメタにマッチしておらず、ガリオだけでなく全体的に採用率が下がっているアイテムです。

特にロッド・オブ・エイジスと「セラフ・エンブレイス」を両方買っていたアニビアのようなチャンピオンでは、どちらかだけにするビルドが試されています。

変更点その2・ドレイクバフの強化と復活タイマーの短縮

エレメンタルドレイクの変更

ウルフやクルーグのような普通のジャングルクリープに関しては大きな仕様変更がなかったので、ただジャングルを回るだけならシーズン8と大差ありません。

しかし、エレメンタルドレイクやバロンナッシャーなど、ゲームに大きな影響を及ぼすエピックモンスター周りの変更が入っているので確認しておきましょう。

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