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『レインボーシックス シージ』で勝つためのデバイス選びのコツ【eiNs・ShiN選手のR6S戦術論】

目次
  1. FPSにおけるゲーミングデバイスの重要性
  2. マウス──エイムのしやすさを重視
    1. マウスの感度設定
    2. マウスの持ち方
    3. マウス選びのポイント
    4. ShiNオススメの『R6S』向けマウス
  3. キーボード──自分に合った「軸」を見つける
    1. キーボードの「軸」の選び方
    2. ShiNオススメの『R6S』向けキーボード
  4. マウスパッド──マウスとの組み合わせ、好みで選ぶ
    1. ShiNおすすめのマウスパッド
  5. モニター──高フレームレートでより多くの情報を収集
  6. ヘッドセット(ヘッドホン・イヤホン)
  7. まとめ
皆さん、お久しぶりです。また、初めまして。PC版『レインボーシックス シージ(R6S)』のチーム、eiNs(アインス)でリーダーを務めているShiN(シン)です。

前回は試合観戦についてお話ししましたが、今回はPCゲーマーなら誰しもが通る道「デバイス選び」について考えてみたいと思います。

僕はPlayStation 4版(PS4)でもプレイ経験があるので、PC版とPS4版の比較も含めて、少しでも参考になれば幸いです。

FPSにおけるゲーミングデバイスの重要性

『R6S』をはじめ、PCゲームで遊ぶには、マウスやキーボードなどの「デバイス」が必須です。特に「強くなりたい!」と思っている方にとって、デバイス選びはその願いを叶えるための土台となってきます。

最近は『R6S』も「eスポーツ」といわれているように、デバイス選びはいわば「サッカー選手がシューズを選ぶ」ことと同義です。自分に合わないシューズでうまくはならないですし、窮屈さやストレスを感じる、といった問題点も多くあると思います。

PS4版ではコントローラーが「デバイス」に当たり、9割くらいを占めますが、大会認定デバイスとして選べる種類が限られているので、結局は数種類の中から選ぶことになります。

一方、PC版で使用するデバイスは、大きく分けて以下のモノが挙げられます。
  • マウス
  • キーボード
  • マウスパッド

PS4版と比べるとPC版では多くのデバイスを選択する「自由さ」があります。コントローラーと違って、使いこなせれば自分の手足そのものになるといっても過言ではないほどです。

もちろん、これだけ種類と量があるということは初期費用も高くなるのですが、それを差し引いてもPC版で『R6S』をプレイする価値はあると思っています。

ちなみに、PC版、PS4版ともに選べる要素としてはこれ以外にも、
  • モニター
  • ヘッドセット(ヘッドホン/イヤホン)
も挙げられるのですが、モニターについてはPS4版はフレームレートが最高60fpsなのに対して、PC版ではそれ以上のレートも選ぶことができるといった違いもあります。

ここからは、各章に分けてPC版『R6S』でプレイするメリットを交えつつ、僕の経験とおすすめデバイスを紹介していきます。

▲写真は、筆者が愛用しているデバイス

マウス──エイムのしやすさを重視

PC版において最重要デバイスであろうマウスは、『R6S』での撃ち合い時の「エイム」(照準をのぞいて狙いを定める動作)をするために必須のデバイスです。自分の手に合わないグローブや足に合わないシューズを履いて100%のプレイはできませんよね。マウスも同じです。


マウスの感度設定

ほとんどのゲーミングマウスは、「DPI」で表される感度を変更可能になっています。『R6S』では、多くのプレイヤーが「800DPI」もしくは「400DPI」にしていると思います。海外のプロを含め、僕のまわりではその傾向は強いのですが、昔のゲームからの名残りかもしれません。

個人的には、マウスを800もしくは400にDPIを固定して、そこから自分に合う感度を探して練習し、変更していくのがおすすめです。統計的には、800DPIの「腰だめ」(AIMしない時の感度)が「5-10」、「ADS感度」(覗き込みした際の感度)が「48-57」あたりに、多くのプレイヤーが設定していると思います。

ちなみに、マウスのもうひとつの性能としてFPSでよく話題になる「ポーリングレート」(応答速度。1秒間にマウスの操作情報をどれだけPCに報告するかの値)については、プロ選手の多くは500Hz、1000Hzあたりに設定しているようです。

マウスの持ち方

マウス選びのポイントの前に、マウスの持ち方について説明していきましょう。大きく分けて3つあります。
  • 被せ持ち
  • 掴み持ち
  • つまみ持ち

被せ持ち
マウスに手のひらをべたっとつけて、さらに指もクリック部分にべたっとつけるタイプです。主にローセンシの人に向いているといわれています。

掴み持ち
被せ持ちから指先をクリック部分から浮かせてカギヅメのようにもつ持ち方です。こちらはクリックがしやすいという利点があります。

つまみ持ち
手のひらをマウスにつけず指だけで固定する持ち方で、一般的にはハイセンシに向いていると言われています。

どの持ち方が一番いいのかは、世界中のプロゲーマーたちが千差万別の持ち方があるように、これ! というのはありません。オリジナルの持ち方の人もいます。僕の持ち方も割と癖があり、昔から被せ持ちとつまみ持ちの中間のような持ち方をしています。マウスが自分の手よりも小さいことの方が多かったので(手が大きいため)、自然と小さいマウスに順応するような持ち方で今もプレイしています。

マウス選びのポイント

話を戻しましょう。マウス選びにおいて僕が大切だと考えるポイントは、
  • 持ちやすさ
  • クリック感
  • 重さ

最近のマウスだと、昔みたいにセンサーの良し悪しというのはあまり感じられないので、この3つだと思います。

持ちやすさ
これは手に合うかどうかが大切になってきます。買ってみたものの「あれ、なんか違う」と感じたことはありませんか?

もちろん、手に馴染むまで時間は少しかかりますが、第一印象っていうのは大事ですよね。前述した持ち方にも起因してきます。
実際にマウスを触ることができる秋葉原等の専門店や電気屋さんに行って触ってみてください。このマウスのほうが持ちやすい……と感じる場合もあると思います。個人的にマウス選びにおいて一番大事なのは持ちやすさじゃないかなと思っています。

クリック感
こちらはクリックの「硬さ」のことです。クリックしたときに深い押し込みが必要な場合は「硬い」、軽い力でクリックができる場合は「軽い、柔らかい」と表現することもあります。

軽い力でクリックできるということは、敵を認識してから撃つまでに入力ラグが少ないということにもなり、疑似的に反応速度が上がったりします。しかし、慣れていないとクリックが柔らかく、誤射にもつながってしまいますし、逆に硬いと銃が撃てないといったことも(滅多に起こりませんが……)あります。

重さ
重さについて、マウスには「軽いマウス」と「重いマウス」があります。個人的に80g以下は軽いマウス、100g以下だと普通のマウス、それ以上だと重いマウスという認識です。

軽いマウスは疲れにくく、小さな力でぶんぶんできますが、反面どっしりと構えたようなエイムはしにくいです。一方で重いマウスはどっしりとエイムできるのですが、長時間の使用は軽いマウスよりも筋力を必要としますし、疲れもたまります。

ShiNオススメの『R6S』向けマウス

Xtrfy Mシリーズ
こちらはスウェーデンの会社であるXtrfy(エクストリファイ)が『Counter Strike Grobal Offensive(CS:GO)』のプロゲーミングチーム「Ninjas in Pyjamas」監修のもとで設計した「プロゲーマーによるマウス」です。今年の2月頃に日本で発売され、日本のプロリーグチームであるRSK ninjas gamingがスポンサードを受けており、最近の日本の『R6S』界隈でも注目を浴びているマウスです。

手の小さい~普通の方は「M1」、左右対称がいいという方は「M2」、手の大きい人+被せ持ちの方は「M3」がいいでしょう。ただ、最初はM1を触ってみた方がいいと思います。持ちやすさ、クリックしやすさ、見た目はGoodですし、おすすめです。ちなみに僕もM1を使っております(笑)。

▲Xtrfy M1

Zowie EC系シリーズ/FKシリーズ
こちらもプロゲーマーたちが監修したマウスです。『CS:GO』のプロプレイヤーの半数が、Zowieのマウスを使用しています。

被せ持ちに適したECシリーズ(「EC1」が大きめ、「EC2」が小さめで、「B」が最新のセンサーですが「A」がいいという方もいます)とつまみ持ちに適したFKシリーズがあります。こちらも持ちやすさはGoodで、日本の『R6S』ですとプロチームの野良連合がスポンサードされており、選手からも好評です。

▲Zowie EC1-A

ロジクール Pro Wireless Gaming Mouse
こちらは日本で9月に発売された新しい無線マウスです。無線マウスですと同じく「G403」や「G703」がありましたが、従来の100g越えマウスと比較し、「Pro Wireless Gaming Mouse」は約80gととても軽いです。海外のG2 esportsや日本のDetonatioN Gamingもこのマウスを使っており、評価はかなり高いです。

個人的に使ってみましたが、クリックも重さも軽いしエイムもしやすいといった印象。ただし、手が大きくて被せ持ちの人は合わないかもしれません。

▲ロジクール Pro Wireless Gaming Mouse

キーボード──自分に合った「軸」を見つける

キーボードはキャラクターを操作するときに使うのですが、重視しているのは「軸」の種類です。これによって、キー入力の時間やレスポンスに差が出てきます。

キーボードの「軸」の選び方

軸というのはキーボードの各キーの中にあるメカニカルスイッチ部分の機構のことです。ゲーミングキーボードで採用されているのは主に、「青軸」「赤軸」「茶軸」の3つです。

青軸は軽く、打鍵音もいいのですが、ボイスチャット(VC)環境では音が大きすぎて周りにも少しうるさく感じることがあります。

赤軸は、打鍵音が静かめで軽いタッチで入力ができます。

茶軸は、青軸と赤軸の中間くらいです。どちらか迷っている方は茶軸から始めてみるといいのではないでしょうか?

ShiNオススメの『R6S』向けキーボード

CORSAIR K65
僕も愛用しているキーボードで、赤軸です。キータッチがよく、テンキーレス(テンキーがない)なので、コンパクトに収まっています。実際に使ってみて、サイズや打鍵感などについてもかなり気に入ってます。

▲CORSAIR K65 compact

マウスパッド──マウスとの組み合わせ、好みで選ぶ

マウスパッドはマウスを動かすための下地になるもので、数多く種類が存在しており「滑りやすさ」「サイズ」「消耗度」などによって選択します。マウスよりも消耗品で、消耗の激しい方であれば3カ月ごとに変えることもあるようですが、基本的には洗うことで半年以上は持つかと思われます。

僕は3カ月おきくらいでマウスパッドを変えていて、毎回違うメーカーの製品を使っているのですが、仕様(触り心地等)はほとんど変えていません。基本的に、布製で、滑りがいい製品を選んでいます。

マウスによっては初期ソールが滑りやすいため、硬めの滑りにくいマウスパッドを組み合わせることもありますが、基本的には滑りやすいマウスパッドが好みです。サイズについては、XLサイズくらいが多いですが、横長ラージタイプを好むユーザーもいますね。

ShiNおすすめのマウスパッド

僕の使用感を含めて、おすすめのマウスパッドをいくつか紹介しておきます。

SteelSeries QCK Limited

SteelSeriesは世界的にもかなり人気があり、多くのプロゲーマーが使っているマウスパッドのシリーズです。滑りやすさ、マウスの止めやすさなど、どれも文句のない性能を誇っており、僕もブラジルでの「ワールドファイナル」と「Invitational 2018」に持って行って使っていました。ただ、唯一湿気にだけは弱いので対策(除湿機等)は必須です。

▲SteelSeries QCK Limited

Artisan NINJA FX ゼロ
こちらは日本のメーカー、Artisanのマウスパッドです。QCKに似た使用感で、湿気にもある程度強い製品です。今年のパリでの世界大会に持って行って使っていました。滑りやすさもしっかりしています。

▲Artisan NINJA FX ゼロ

Xtrfy XGP-1
こちらはXtrfyのマウスパッドです。現在僕も使っておりますが、滑りやすさと止めやすさは他のマウスパッドと同等かそれ以上。ぜひ一度使ってみてください。

▲Xtrfy XGP-1

Zowie G-SR
Zowie製マウスを使っている皆さんは、おそらくこれを使っていることと思います。プロゲーマーが監修していますから、マウスとの相性もいいですね。

▲Zowie G-SR

結論として、マウスパッドの性能はよほど特殊な例でない限り好みによります。一度ご自身で確かめてから購入してみたほうがいいと個人的には思います。滑りが悪くなったら洗ってみて、それでもダメなら(洗えないなら)買い替えましょう。

モニター──高フレームレートでより多くの情報を収集

モニターは『R6S』における「目」です。それだけに、モニターは最高級の物を買っても損はありません。それほど重要なデバイスでもあります。

例えば、1秒間に60コマの動きを見られるプレイヤーと、1秒間に240コマ見られるプレイヤー……どちらが有利だと思いますか?

答えは……240コマです。なぜなら差分180コマにも重要な情報は含まれているからです。情報収集の量と言ってもいいかもしれません。

240Hzモニターは人間の目では追えないこともあるので無理にとは言いませんが、PCゲームで競技シーンをやる以上、少なくとも144Hzモニターは欲しいですね。『R6S』の大会用モニターは世界中で同じメーカーを使っていますが、ここではALIENWAREのモニターから高フレームレートの製品をご紹介しておきます。

ALIENWARE AW2518H

最大240Hzのリフレッシュレートと、応答時間1msというスペックの24.5インチのゲーミングモニターです。最大解像度は1920×1080ピクセルのフルHDとなっています。NVIDIAのULMB(Ultra Low Motion Blur)による動体のブレ軽減など、『R6S』をプレイするうえで基本的に押さえておきたい機能が搭載されています。

▲ALIENWARE AW2518H

ヘッドセット(ヘッドホン・イヤホン)

「手」で動かすマウス・キーボード、「目」から情報を得るモニターとくれば、最後に必要なのは「耳」であるヘッドセットですね。

FPSゲームにおいて、「音」というのは視覚と同様の情報が得られる要素です。音が重要でなければ、ずっと走って敵を倒せます。では、なぜプロ選手達は歩くのか? それは音を小さくさせるためです。

ヘッドセットやイヤホンは使用感も大事ですが、ゲーム内の音の聞こえやすさ、中でも低音の聞こえやすさが大事になってきます。オンライン上ではヘッドセットが使えますが、オフラインではイヤホンしか持ち込めないので、普段の練習からイヤホンを使っているプレイヤーも多いでしょう(僕は耳が痛くなるのでヘッドホンを使っていますが)。

オフライン経験やオンライン経験も踏まえて、おすすめのヘッドセットを紹介していきます。

ゼンハイザー GAME ZERO
僕も使っているヘッドセットです。重低音が聞こえやすく、また長時間頭につけていてもあまり疲れない設計となっているのでとても満足しています。

▲ゼンハイザー  GAME ZERO

オーディオテクニカ ATH-E70
こちらはパリのメジャー大会で使用させていただいた、オーディオテクニカのイヤホンです。

重低音もしっかり聞こえ、ヘッドセットでプレイしているときと違和感なくプレイできたので、パリでは音に困ることなくプレイできました。

▲オーディオテクニカ ATH-E70

まとめ

いかがでしたでしょうか。

色々と説明してきましたが、これらはあくまで僕(ShiN)の経験に基づく選び方であり、最終的に大事なのは「皆さん自身に合うか合わないか」です。自分に合ったデバイスを見つけるまでは長い道のりかもしれませんが、これ! と決めたらしばらくはそれを使って練習してみてください。1日、2日でダメだと言っていると上達はしないと思います。野球のグローブも手に合うまでは日を要しますよね? それと同じです。

今回の記事が、皆さんのデバイス選びの助けになり、皆さんが満足いくデバイスを選べるようになったら幸いです。

■ShiN(シン)
『レインボーシックスシージ』のプレイヤーであり、チームeiNs(アインス)の設立者。2016年5月にRazzlyに所属、2017年12月にリーダーとしてeiNsを結成し、2月に一度解散。3月に再結成し、JCG主催の大会で優勝を果たす。10月に初のオフライン大会「UBI DAY 2017」で準優勝し、同月末にプロリーグYear2 シーズン3で、APACに日本代表として出場し初優勝。11月にブラジル・サンパウロでの世界大会に出場、2018年2月にはカナダ・モントリオールでの世界大会「Six Invitational」に出場した。プレイスタイルはIGL(インゲームリーダー)かつLurkerで、一人で状況を打開する動きをしている。2018年現在、新しいチームメンバーとともに育成と強化に励む。8月いっぱいまではESLメジャーおよびプロリーグに「野良連合」として参戦中。

■eiNs(アインス)の主な戦績
2016年度 「GeForce CUP」 優勝
2017年度 「JCG MASTER -June-」 優勝、「玄人志向杯#2」 優勝、「UBI DAYオフライン大会」 準優勝、「JCG MASTER -December-」 準優勝、「玄人志向杯#4」 準優勝、「APAC Pro-League Finals(オーストラリア)」 優勝、「Y2S3」世界大会(ブラジル)出場、「Y2 Six Invitational」(カナダ)出場

■関連リンク
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レインボーシックス シージ
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