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【『LoL』世界大会2018現地レポート】「AKIHABARA ENCOUNT」LoLアナリスト、Gismo氏が見た今年の「Worlds」

韓国・釜山で開催されている『リーグ・オブ・レジェンド(LoL)』の世界大会「World Championship Series」。そのグループステージの会場に、「LJL CS Summer Split 2018」を2位で勝ち上がり、入れ替え戦を戦ったチーム「AKIHABARA ENCOUNT」のLoLアナリストであるGismo氏の姿があった。

プライベートでWorldsを観戦しに来ていたというGismo氏だが、グループステージ終盤までの戦いを見て、「今年はこれまでの『Worlds』とは違う」と分析。普段からライバル選手やチャンピオンの動向を分析し、チームが勝つために戦っているGismo氏に、今年のWorldsのメタや選手、チームについてインタビューを行った。

※以下のコメントは、あくまでGismo氏個人としての感想です。

会場での掛け声でテンションが上がる!

ーーWorldsはDay6のグループAの試合から観戦されているとのことですが、印象はどんな感じですか? 会場の雰囲気とかファンの盛り上がりとか……。

Gismo:やっぱり“熱い”ですよね。特に、中国とか地元の韓国とか、NA、EUとかも熱狂的な人が来ていて。昨日(Day7)Team Liquidは落ちちゃったんですけど、自分のちょうど後ろにTLの熱狂的なファンがいて、ひとりで「Let's Go Liquid!」って叫んでたので、やっぱりこっちもテンション上がりますよね。

ーー僕も何試合か見に行けたんですが、僕が見たのはRNGの試合で、「Royal Never Give Up!」の声はすごかったです。

Gismo:RNGとEdward Gaming(EDG)は中国からすごくファンの人が来ていましたね。

ーーあと、会場の中もそうなんですけど、外のブースとかを見てここは日本とは違うなと思ったところなどはありますか?

Gismo:やっぱり会場のフードスペースとかちゃんとできていたりとか、物販も気合入ってましたね。あと、毎回コスプレイヤーさんが立っているので、ちょっと写真撮ったりとかできたのもテンション上がりました(笑)。

得意なスタイルを貫いたチームが強かった

ーーで、今日がグループステージ最終日なんですが、アナリストの目から見て、メタはどういうふうにご覧になられましたか?

Gismo:そうですね、いまは純粋にひとつのメタが強いという環境じゃなくて、去年の「Worlds」ってアーデントセンサーが強かったじゃないですか。あれが猛威を振るってて、ADCにサポートがシールドをつけてADCにキャリーしてもらうみたいなのが一番強いという状況が長かったんですけど、今回は違って、自分の得意なスタイルを貫いたチームが勝つというふうになっていると思っていて。

たとえば昨日、KTがEDGに1敗してしまった時に、EDGがLPL(中国リーグ)のチームらしい、自分たちのアグレッシブな戦闘を押し付けるという感じでKTに勝ったんですよ。そういうのがでかいかなと思いました。

あと、韓国の強豪チーム、Afreeca Freecs(AFS)が、1週目は1勝2敗だったじゃないですか。それが2週目に3勝して1位でノックアウトステージに進出したんですね。

それも彼らがインタビューで話していたんですけど、1週目は自分たちの得意なスタイルじゃなく、いま中国チームとかが強い戦闘重視のスタイルでやってみたと。でもうまくいかないから、自分たちが本来得意なスタイルに戻して、ちゃんと作り直そうってことをやった結果、3勝したんですよ。

だから、周りを見てこれが強いからこう戦おう、じゃなくて、自分たちを冷静に分析して、「自分たちはここが強いから相手に対してこれをやろう」っていうのが強いのかなと思います。

ーーちょうど先日TusiN選手(AFS/サポート)にインタビューさせていただいた時も、「最終日に臨むにあたってどんな気持ちで臨まれたんですか?」「チームの感じはどんなふうなんですか?」と伺ったら、「自分たちのできることをシンプルに、声出していこう、それだけ」だったそうなんですよ。そのお話とシンクロする部分がありますね。

Gismo:そうですね、多分自分たちのやるべきことはなにかっていうのを自分たちで考えていたんでしょうね。

ーーでは、一言で「強いチーム」はどこだと思いますか?

Gismo:やっぱり一番は韓国1位のKTですね。昨日1敗してしまって、ドラフトがあまり良くないという話だったんですけど、おそらく修正できるポイントなのでさらに強くなると思います。

ーーEDGとCloud9(C9)、日本のDetonatioN FocusMeが戦ったこの2チームがノックアウトステージに進出することについてはいかがですか?

Gismo:一言で言うなら「不運」で、もうひとつ言うなら「成長」ですかね。


昔って、たとえばノックアウトステージはプレイインから出たチームは戦術がバレちゃうから不利って言われていたんですけど、C9とかEDGみたいに失敗を反省して成長できるチームは、プレイインで負けた経験によってさらに強くなるんですね。それが結構大きいんじゃないかなと思います。

ーー最後に、「Worlds」の試合の内外にかかわらず、一番強く印象に残ったことをお聞かせください。

Gismo:やっぱり会場に来て一番思ったのは、観客の声援とか解説の叫び声とか、あとは選手のショットコールだとか、ほんとに目の前に選手がいて。そういう環境でみんなで一喜一憂するのは、「ああ、これはスポーツだな」というのを強く感じました。

聞き手:Ryuta Yazawa(http://ninjatranslator.net


■関連リンク
AKIHABARA ENCOUNT
https://www.encount.site/
2018 World Championship Knockout Stage VODs(英語配信アーカイブ)
https://www.youtube.com/playlist?list=PLPZ7h6L6LC7Whu0zWRXvrVLAciyZLy1LR
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【レポート】『リーグ・オブ・レジェンド』世界大会「Worlds 2018」