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『レインボーシックス シージ』で勝つための試合観戦のコツ【eiNs・ShiN選手のR6S戦術論】

皆さん、お久しぶりです。また、初めまして。

PC版『レインボーシックス シージ(Rainbow Six Siege)』(以下『R6S』)のチーム、eiNs(アインス)でリーダーを務めているShiN(シン)です。

前回は、『R6S』におけるランクマッチの勝ち方についてお伝えしてきましたが、今回は皆さんもよくご覧になられるであろう、『R6S』の大会シーンについて、選手目線としてどう観戦するといいのかについて、テーマにしてみました。

今回は、
  • 大会シーンをよく見るがどう見たらいいかわからない
  • クランに所属していてプロチームのプレイを参考にしたいが、どう見ればいいかわからない
という方に向けて噛み砕いて紹介していきたいと思います。

『R6S』の大会について

『R6S』には、国内でもJCG様が運営する1デイ形式の大会、さらにESLが運営するプロリーグがあります。国外にもプロリーグや「DreamHack」などが存在し、世界中でさまざまな大会が行われ、それらはほとんどTwitchを中心に配信されています。

直近では、8月に行われた世界大会「SIX MAJOR PARIS 2018」が配信され、G2 esportsが優勝したのも記憶に新しいですね。視聴者数も決勝では10万人以上が視聴したりと、とても白熱したものとなっています。

なんとなく見る、好きな選手やチームがいるから見るといった人もいらっしゃると思いますが、中には今後の自分自身の立ち回りやクランでの作戦等に参考にしたいために見ている人もいると思います。僕もその一人です。

今回はこの記事を読んでいただいて、大会観戦をより楽しく、またより詳しく見ることができるように、僕なりの見方をお伝えしていきます。

「6 major Paris」でのG2 esports優勝シーン

一般的な観戦のコツ

まず初めに、競技シーンに関わっていない人でも観戦を面白くするコツをお伝えしていきます。

観戦モードは主に、
  1. 俯瞰視点
  2. プレイヤー視点
の2つに分けられます。

俯瞰視点では、どのように守っている(ミラ等)のか、どのあたりで戦闘が発生しそうか、どのあたりに多めに人数を割いて攻めているのかといったところを見ることができます。

詳しく守り方を分析すると競技シーンになってしまうので割愛しますが、守り方と人数配置から、敵が来るとつらいと考えている場所に人数を配置していたりと、戦略を分析してみるのも面白いかもしれません。

また、選手がピックするオペレーターもチームによって色があります。例えば、G2 esportsでは多くの場合、Goga選手が割職(特定の役職を割り当てられること)としてThermiteやHibanaを使い、さらにディフューザーを持っていて、防衛側ではEchoやSmokeなどポイントマンのオペレーターを使っています。

意外と目立たないかもしれませんが、Goga選手はチームメンバーが勝ってほしいと思っている勝負に勝つので、他の選手からの信頼も厚いのです。そこで勝負して負けたら相手に形勢が傾くような場面でももしっかり抑えてくれる、クローザー的な役割と言えますね。

一方で、Team LiquidのNesk選手やMilleniumのAceez選手のような生粋のアタッカーの選手には、多くの選手や観戦者からも注目が集まりがちです。なぜなら、ファーストキルを取ってくれたり、攻めあぐねているのを打開してくれるから。やはり目立つプレイヤーというのは観戦画面にも映りやすいですし、盛り上がります。

ただ、こういったプレイヤーは個人力で打開しているように思われますが、きちんと他の選手がドローンを回したり、ガジェットを使ってキルを取りやすい環境を作ってくれているのも確かです。そういった点も見てみると、「確かにこの選手はキルを多くとっているけど、そのためには他の選手がドローンを回してくれてるんだな……」と読み取ることもできます。

G2 esports vs Vitalityの試合の一部(G2 防衛側)

このように俯瞰視点ではさまざまな見方ができますが、大会シーンではやはり個人プレイヤー視点が一番人気でしょう。

有名選手が連続して敵を倒したりするシーンやクラッチシーン(1対多数で逆転するシーン)というのは、見ている側も盛り上がりますからね。それに、俯瞰モードでは相手の位置が透けて見えているので、プレイヤーの心理としては「その壁の向こうに……!!」と歯がゆい気持ちになってしまうかもしれないですね。

個人プレイヤー視点の場合、他の選手がどのように動いているのかというのは読み取りにくいです。しかし配信の場合は、俯瞰視点と個人プレイヤー視点を配信者や実況解説者が交互に取り入れてくれるので、それで配置を確認したり下の画像のように一瞬映るアウトラインで、「ああ、こうカバーしてるんだな……」と把握することができます。

G2 esports vs Vitalityの試合の一部(G2 攻撃側 Pengu選手のカバー)

競技者目線での観戦のコツ

続いて、クランに所属している、またはランクマッチ等で作戦を使いたい!という方に、観戦のコツをお伝えします。

まずは、先程説明した「俯瞰視点」での見方です。

プロリーグの試合のほとんどが準備フェーズ中は防衛側を映しています。補強場所、ミラポジ、キャッスルポジなどさまざまなポジションが見られます。さらにその後の配置から、敵が来た場合どのように動くのがいいか、など大体の目安が分かります。

自分が攻撃側だったらどう攻めるのが理想か? と考えながら防衛側を見ると、防衛側の穴が見られます。その穴を埋めるにはオペレーターをこう変えたらいいのではないか、配置をこのように変えてラインを変更したらいいのではないか、などと考えることで、改良した新しい防衛側の作戦を生み出すことができます。

同じように攻撃側の目線では、初動のドローンがどの位置にいるかを見てください。敵の守り方を見るドローン、攻める上で障害になるポイントに仕込むドローンなど、さまざまな位置があります。これで準備フェーズ中に「どこからどう攻めるのがいいか」といったことをチームで相談して最初の方針を決めることで、スムーズな攻撃展開ができると思います。

攻撃側では特に、どの位置でカバーしているのかにも着目していただきたいです。カバーやロックがいないとその箇所から敵は流れてきます。そうすると、いくらメインに圧力をかけようとも後ろから壊滅させられてしまうので、ロックポジションと人数配分を見るとわかりやすいと思います。

ただし、実際に自分たちがその作戦を使うには「負けてはいけない勝負に必ず勝てるプレイヤー」や、「ドローン回しのうまい人」など色々な要素がからんでくるので、一概にそのまま真似するのではなく、消化して自分たち流に改良するといいですね。

ぜひ観戦してみてほしいオススメチーム5選

最後に、僕が観戦する上でキレイな作戦を使うなぁと思っている、観戦にオススメのチームを5つご紹介いたします。

G2 esports

最初に、皆さんもご存じの「G2 esports」


こちらは、「SIX MAJOR PARIS 2018」では他のチームと比べて頭ひとつ抜けて完成されていました。他のチームのほとんどが昔からの攻め方を少し改良した感じでしたが、G2 esportsは新しい取り組みをしていたので、追随を許さないという感じの試合展開を終始行っていました。

Team Secret

次に、「Team Secret」。


こちらはあまりご存じないかもしれませんが、Year1Season3に世界大会で準優勝したPlaying Ducksのリーダー、Meepey選手を中心としたチームです。

この試合のように、Vitalityの弱点を見抜いた防衛や攻撃を行っていて、Vitalityは手も足も出ていません。また、「SIX MAJOR PARIS 2018」の1カ月前に行われた「Dreamhack」で、旧Penta Sports(現G2 esports)を2-1で下しています。

Team Liquid

3つ目に「Team Liquid」。


こちらも前のシーズンに旧Penta Sportsを下して優勝しています。チームとしての爆発力はかなり高く、またSilence選手のコーチ加入により、以前よりシステマチックになっています。注目選手は皆さんご存じのNesk選手ですね。

Fnatic

そろそろAPAC地域のチームも紹介しないといけないですね。
4つ目は「Fnatic」。


以前はMindFreakというプロチームで、「Six Invitational 2018」にて過小評価されていたAPAC地域から、前述のTeam Liquidを破り決勝トーナメントに進出。他のゲームタイトルで世界的に有名な大手チーム、Fnaticへとチームが変わりました。また、Season7のAPACでも圧倒的な強さで優勝しました。

彼らは試合展開の速さと思い切りの良さで攻略していくチームで、見ていて面白いチームのひとつです。Magnet選手のムードメーカーっぷりがすごいです。

戦国ゲーミングExtasy

最後は日本のチームから。
5つ目は「戦国ゲーミングExtasy」。


こちらの動画は僕たちeiNsとの試合になりますが、試合展開の速さ、カバーリング力、また選手の連携などもシーズンを重ねるたびに完成されています。現在の日本でもトップクラスです。

さらに、ここでは紹介していませんが、攻撃のキレイさや作戦のうまさから僕がよく参考にしているチームがあります。そのチームはアメリカの「Rogue」。選手たちとも話す機会が多くありまして、また練習もしてくれるのでとても好きなチームです。こちらもぜひご覧ください!

最後に

長々と説明してきましたが、いかがでしたでしょうか。

僕自身の考えから書かせていただきましたが、これを見て皆さんの観戦する楽しみがひとつ増えたり、チームとして参考にする方法などがわかっていただければ幸いです。

試合を見ると『R6S』がしたくなる! というのは僕自身にもありますので、皆さんもぜひ試合をたくさん観戦していただいて、その後の余韻で『R6S』でいっぱい遊びましょう!

■ShiN(シン)
『レインボーシックスシージ』のプレイヤーであり、チームeiNs(アインス)の設立者。2016年5月にRazzlyに所属、2017年12月にリーダーとしてeiNsを結成し、2月に一度解散。3月に再結成し、JCG主催の大会で優勝を果たす。10月に初のオフライン大会「UBI DAY 2017」で準優勝し、同月末にプロリーグYear2 シーズン3で、APACに日本代表として出場し初優勝。11月にブラジル・サンパウロでの世界大会に出場、2018年2月にはカナダ・モントリオールでの世界大会「Six Invitational」に出場した。プレイスタイルはIGL(インゲームリーダー)かつLurkerで、一人で状況を打開する動きをしている。2018年現在、新しいチームメンバーとともに育成と強化に励む。8月いっぱいまでESLメジャーおよびプロリーグに「野良連合」として参戦し、その後はeiNsとして活動再開。

■eiNs(アインズ)の主な戦績
2016年度 「GeForce CUP」 優勝
2017年度 「JCG MASTER -June-」 優勝、「玄人志向杯#2」 優勝、「UBI DAYオフライン大会」 準優勝、「JCG MASTER -December-」 準優勝、「玄人志向杯#4」 準優勝、「APAC Pro-League Finals(オーストラリア)」 優勝、「Y2S3」世界大会(ブラジル)出場、「Y2 Six Invitational」(カナダ)出場

■関連リンク
eiNsのTwitter
https://twitter.com/einsr6
ShiN選手のTwitter
https://twitter.com/shinr609
レインボーシックス シージ
http://www.ubisoft.co.jp/r6s/