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なぜ日テレは「LJL 2018 Summer Split」のパブリックビューイングを開催したのか?

DetonatioN FocusMeUnsold Stuff Gamingによる「LJL 2018 Summer Split Final」が開催された9月15日、日本テレビタワー2階の日テレホールにて、「ALIENWARE Presents LJL 2018 Summer Split Final ビューイングパーティ in 日テレホール」が開催された。

日本テレビでのパブリックビューイングイベントは、LJL 2018 Spring Splitに続いて2回目。今回は企画も規模も春より大きくなり、全国から多くの『リーグ・オブ・レジェンド』(以下、『LoL』)ファンが集まった。


きっかけはTwitterの「パブリックビューイングやらないの?」

2018年シーズンのLJLは、中野にあるRed Bull Gaming Sphere Tokyoで開催され、選手同士で掛け合う声や息遣いまで感じられる距離感の近さが好評を博した。その一方で、会場の広さによる絶対的な観戦チケットの数が少なくなってしまったことは、生で観戦したいというファンたちにとっては致し方ない部分でもあった。

2017年のLJL Summer Split Finalで、幕張メッセを会場として4000人ものファンが集まったことを思い出してみれば、当然それくらいの人数のファンが「LJLをオフラインで見たい!」と感じているはず。このパブリックビューイングイベントの仕掛け人であり、日本テレビ放送網株式会社でeスポーツ事業を統括する小林大祐氏も、そんなことを考えていた『LoL』ファンのひとりだ。

「もともと私も『LoL』の大ファンで、私自身もプレイしているんですが、昨年幕張で開催されたLJLファイナルを見に行って4000人の観客を目の当たりにしていて、今季会場が小さくなってしまったのが個人的にも残念だったんですよね。それでTwitterを見ていたら、『誰かパブリックビューイングやらないの?』とどなたかがつぶやいていて、『今LJLに必要なのはこれだ!』と思ったんです」

日本テレビの小林大祐氏。自身はシルバーランクで、ジャングラー専門だという

日本テレビといえば、今年7月にプロゲーミングチーム「AXIS」の立ち上げ、eスポーツ専門番組「eGG」のスタートといった話題で世間を賑わせたばかりだが、LJL Spring Splitの頃はeスポーツ事業をまさに研究していた時期だった。日テレホールという会場と、『LoL』あるいは『LJL』のファンたちにも求められているだろう、ということから、小林氏は第1回のパブリックビューイングイベントを企画。予定していた400名の席は緩やかながら満席となった。

2回目はグッズ販売や選手と触れ合う貴重な機会に

Spring Splitの1回目の時には「LJL」の選手をゲストとして招き、試合の合間にトークなどを行ったが、今回は「LJL」参戦中のチームブースを設け、チームのオフィシャルグッズの物販や、イベント開催前にはファンミーティングも行われた。今季の「LJL」ではこのようなかたちで選手と直に触れ合える機会は「LJL」の試合後のファンミーティング以外なく、ほぼ唯一のチャンスだったと言っていいだろう。

「LJL」参戦チームの選手も多数ゲストとして来場。Burning CoreのHaretti選手(左)、V3 EsportsのKeymaker選手(中央)、Crest Gaming Actのhachamecha選手(右)。さらに、「LJL」のアナリストを務めるDay1氏やRascal JesterコーチのLillebelt氏も

また、1回目は自社のみでの開催だったが、今回は協賛としてALIENWAREが名を連ね、ライアットからは応援グッズの紅白バルーンの提供も行われた。試合の合間には「LJL」選手や解説者、コーチのトークが聞けたり、プレゼント抽選会も行われるなど、ファンミーティングとしてのランクもアップした。

結果として、今回400枚用意したチケットは、前回の評判もあってすぐに満席に。それでもまだ「チケットが取れなかった」といった声をSNSなどで聞いた小林氏は、「きっともっと見たい方がいるだろうということで、急きょ日テレタワーの1階にある『Rose & Crown』というパブに相談して、ライブビューイング映像を流して、チケットを取れなかった方もお客さんとしてきていただければ見ていただけるようにしたんです」と、チケットなしの人も楽しめる工夫も行った。

大型モニターに「LJL」の様子が映し出された店内は『LoL』ファンでいっぱいに

実際、当日店内を訪れてみたところ、ほとんどが「LJL」の観戦を目当てにやってきたファン。あるグループは、「パーティチケットはすぐに売り切れてしまって取れなかったんですけど、こちらで見られると知って来ました。お酒を飲みながら見られるところはいいですね」と、普段とは違う観戦を楽しんでいた。

ちなみに、前述のチームブースやファンミーティングのスペースは、パブリックビューイング会場内ではなく、誰でも入場可能な日テレのロビーに設けられたため、チケットがなかったファンに開かれるという配慮もなされていた。

チームの物販ブースはチケットなしでも利用できる場所に設けられた

『LoL』コミュニティあってこそのイベント

2度のパブリックビューイングイベントを終えて小林氏は、「感触としては、『LoL』を生で観戦して応援したい人ってもっともっとたくさんいるんだなぁという感じがしますよね。『行きたかったのに』という声もたくさんあったので追加の場も用意したんですけど、もっともっと大きくできるんじゃないかなと思っています」と手応えを感じている。

なにより、このパブリックビューイングの成功は、「コミュニティあってのもの」と小林氏は語る。「日テレでも番組をやったり、プロゲーミングチームも持っているんですけど、このイベントはあくまでコミュニティに根ざしたものというアプローチ。いま求められているものはこれだなという気づきがあった」

今後についてはまだ未定だが、実現のためには「次もやってほしいという声が大きくなるほど、開催できると思います」とのこと。来たる2019年の「LJL」でも、さらに大勢のファンの要望があれば、より多くのファンが楽しめるようなパブリックビューイングイベントへと発展していくだろう。

■関連リンク
ALIENWARE Presents LJL 2018 Summer Split Final ビューイングパーティ in 日テレホール(Peatix。販売は終了)
https://peatix.com/event/427680?lang=ja