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今より少し勝てる起き攻め講座 ~初級者編~。スト5ゲーマー・マゴのゲーム人間論 第17回

こんばんは。マゴです。

さぁ、今回も「今より少しだけ勝てるようになる」ために必要な知識とテクニックを、数多の格闘ゲーム界の迷える子羊たちを救ってきた”2D神父”ことマゴが、皆さんに授けて参ります。
前回はダメージを取るために必要な「確認」の要素を記事にしましたが、今回はその確認を使うべき状況、つまりはダメージチャンス時である

「起き攻め」

に関して、記事にしていきたいと思います。

そのゲームが格闘ゲームであるならば、そこには完全な防御法というのは存在しません。何故ならば、対戦することを基準に作られているからです。
あったとしたら間違いなくバグなんで、仮にあったとしても使うことは控えておきましょう。友達が確実にいなくなります。

さて、そんなどうでもいい前置きはさておき。
実際の対戦では、ダメージを取らない限り相手に勝つことはできません。その代表的なダメージを取れるシーンと言えば、相手をダウンさせた後に訪れる「起き攻め」です。

格闘ゲームに数多の行動の選択肢がある中で、ダメージを取ること、さらにはそのために近づく行為は、非常に難しい部類に入ります。
ですが、この「起き攻め」の瞬間だけは簡単に相手に近づくことができ、かつ相手の防御を崩すことさえできれば大ダメージも取れる可能性がある、貴重な瞬間なのです。

では、相手の防御を崩すためにはどうすればよいのか?
そのためには、まずは相手の防御手段を把握し、それに対するアンチムーブを自分が知っておく必要があります。

確認やコンボができたとしても、それをどうやってヒットさせていいのかがわからない。そんな方、少なくないと思います。
むしろ、上級者の方だとしても、相手のガード方法が噛み合うことによって、そう錯覚してしまうことは多々あることでしょう。

そんな時は、これまでの自分の崩し方や相手の守り方を省み、そして整理し、「勝つはずだ」と思う行動を選択することが大事です。
そうすれば、少なくともヒットが取れていなかった勝負を「読み合い」のレベルにまでは戻すことができます。

こちらを全てを説明しようとすると膨大な量になってしまうので、今回は各レベル層ごとの三部構成でやっていこうかと思います。
今回の記事は、誰もがそんな時期はあったであろう初級者編です。

なにはともあれ、まずは相手をダウンさせろ!

起き攻めをするにしても、まずは相手をダウンさせないことには始まりません。
最初は適当に振り回して引っ掛ける。そんな雑なやり方でもいいんです。とにかくダウンさえ取ってしまえれば確実に、大ダメージを取れる可能性のある起き攻めに移行できるんですから。

というわけで、とにかくダウンを取ることを意識してみましょう。ダウンを取れる技の代表例が以下になります。

・しゃがみ大K
ほとんどのキャラクターにおいて、この技はダウン効果を持っています。
ここからワンステップすることにより、起き攻めの状況へと持っていけます。

・必殺技
竜巻旋風脚や昇竜拳など、一部の必殺技には相手をダウンさせる効果があります。
コンボの〆や、立ち回りでヒットさせた時などに、起き攻めチャンスの可能性アリです。

・投げ
全ての通常投げは相手をダウンさせます。その中でも、キャラクターや状況によるのですが、投げた後に相手との距離が近く、起き攻めができるモノもあります。
自分のキャラクターにその性質があるかどうか知っておくと、そのキャラクターの「強み」を知ることにもなるので、対戦では大事ですね!

相手をダウンさせたら、楽しい楽しい起き攻めの始まりです。イッツクッキングターイム。




まずはここから。打撃を重ねてコンボを狙え!

いざ起き攻めが始まったとしても、対戦相手が人間である以上、起き上がりの際にどの行動を取ってくるのかはわかりません。
そんな時は、まずは安定行動である「打撃を重ねる」をやってみます。そうしておけば、相手が誰であれ、取れる選択肢は「ガード」か「無敵技」の二択になるので、相手の出方を見るには丁度いいんですよね。

重ねた攻撃がヒットするのであれば、そのままコンボへ。ガードされたら、そこで初めて崩しへの読み合いが発生することになります。

「打撃を重ねる」

起き攻めにおける読み合いの一手目は、必ずここから始まります。


相手の鉄壁のガードを崩すには「柔」の心を持つべし

打撃を重ねはするのだけれど、なかなか攻撃がヒットしなくなってきた。
そうなってくると、なかなかコンボも決められなくなってくるし、ダメージも取れなくなってくる。何よりも気持ちよくない……。
そんな状況も、よく起こり得るはずです。

何故ならば、確定反撃のある技をガードさせない限り、ガードという防御手段は最強の防御手段だからです。全ての打撃技を防ぎます。
今回のテーマとは違う防御側の話になってしまうのですが、「攻撃をいっぱい食らってしまう」、そんなイメージがある方は「ガード」を意識してみるだけで、ダメージを取られることが確実に少なくなりますよ。

さて、そんな最強の防御手段であるからこそ、それに対してはアンチムーヴが格闘ゲームには必ず用意されています。そうです。皆さんご存知

「投げ」

です。『ドラゴンボールファイターズ』で言うのであれば「ドラゴンラッシュ」ですかね。

「投げ」は言ってしまえばガード不能攻撃で、リーチこそ短いのですが、そのリーチの中にさえ相手が入ってしまえば、問答無用でガードを崩せます。
いや、正確には崩せる可能性がある、ですかね。「投げ抜け」というものがあるので……。それについては後にまた書きますが、とは言え、ガードに対して言うのであれば、確実に「答え」と言える選択肢です。

当たらぬなら 投げてみせよう ホトトギス

うん。いい句ができた。



投げを抜ける!? ならば秘奥義「グラ潰し」

相手に打撃はガードされる……

投げも抜けてくる……

これじゃ崩せないじゃないか……

そんな相手にお困りの時、相手はガードをしつつの「投げ抜け」を入れている可能性があります。
投げ抜けは文字通り、投げを抜けることができる動作ですが、相手の投げに対して、同じく投げのコマンドを入力しなければ出せません。なので、相手の投げ抜けを読めたら、相手が投げ抜けのつもりで入力したのに出てしまった投げの硬直を狙うことで、大ダメージを狙えるんです。

投げ抜け(通称グラップ)潰しの方法は色々とあるのですが、今回は初級者編ということで、一番簡単な選択肢である

「垂直ジャンプ」

をおススメしたいです。

完全に相手に密着している状態での起き攻め状況限定の選択肢ですが、投げを垂直ジャンプで避けつつ、硬直にジャンプ攻撃を確定させるグラ潰し方法です。
決まれば大ダメージに繋がりますし、リスクも少なく、何より簡単なのがおススメな理由です。



起き攻めのメカニズムを整理

さぁ、これで崩す側のパーツが全て揃いました。以上で説明したことを、改めて理解しやすいようにまとめてみましょう。

下のまとめをご覧ください。まず、攻撃側にも防御側にも、大きく分けて3つの選択肢があることが分かっていただけるかと思います。
掘り下げると選択肢はもっと出てくるのですが、大元となる選択肢というと確実にこの3つです。

【攻撃側】
打撃、投げ、グラ潰し

【防御側】
ガード、投げ抜け、小技暴れ

簡単な相関図を記載すると、

●打撃<〇ガード<●投げ<〇投げ抜け<●グラ潰し<〇小技暴れ<●打撃
※●が攻撃側、〇が防御側

こんな感じですね。

なんだかこの相関図を見て意味がわかってきただけで、相手を崩せるような気がしてきませんか?
そうなんです。格闘ゲームにおいて大事なことは、まずは「理解」すること。理解さえしてしまえば、今まで困っていたことも、大したことじゃなくなります。

そんなトコロで、今回の起き攻め講座~初級者編~は以上になります。
次回は今回に引き続き、起き攻め講座~中級者編~を書かせていただこうと思っていますので、お楽しみに!

そして、この原稿を書いている段階だとあと数日で、世界最大の格闘ゲームの祭典『EVOLUTION』ですね!
今年はキャラ替えなど色々ありましたが、なんとか形にはなってきたと個人的には思っています。

優勝目指して頑張ってきます!


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■マゴ選手のプロフィール
1985年1月21日生まれ。本名は林 賢良。大会に参加するだけでなく、ゲーム業界屈指のアクセス数を誇るブロガーであり、ゲーム配信の先駆け的存在でもあるなど、ゲームの楽しさを世に広め続けている。ストリートファイターシリーズを中心に活動している。2016年は、Capcom Pro Tour -Asia/Oceania Regional Finals(CAPCOM Pro Tourプレミアトーナメント) ストリートファイターV 優勝、 TWFighter Major 2016(CAPCOM Pro Tourランキングトーナメント)ストリートファイターV 優勝、Well Played Cup (CAPCOM Pro Tourランキングトーナメント) ストリートファイターV 優勝など数々の戦歴を誇る。

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